「頻々」と「頻繁」は類似した意味を連想してしまう紛らわしい言葉ですが、「頻々」と「頻繁」の意味・使い方の違いを正しく理解できているでしょうか?
この記事では、「頻々」と「頻繁」の意味の違いを分かりやすく解説していきます。
「頻々」とは?
「頻々(ひんぴん)」という表現は、「同じような物事(類似した出来事)が次から次へと、しきりに起こるさま」の意味合いを持っています。
「頻々」の表現の使い方は「この地域で頻々とひったくり事件が発生しています」のように、「ある類似の物事がしきりに起こる場合」に使うことができます。
「頻繁」とは?
「頻繁(ひんぱん)」という表現は、「ある物事・現象がしきりに起こること」や「ある行為・活動の頻度が高くてしばしばであるさま」を意味しています。
「頻繁」の表現の使い方は「頻繁に彼女と会っていました」のように、「ある行為をしばしば(よく)行っている時」に使うという使い方になります。
「頻々」と「頻繁」の違い!
「頻々」と「頻繁」の違いを、分かりやすく解説します。
「頻々」も「頻繁」も「物事が起こる頻度が高いさま・しばしば・よく・しきりに」という類似の意味を持っている言葉ですが、「頻々」は「同じような類似の物事・出来事が次から次へとしきりに起こるさま」という受動・観察のニュアンスが強くなっています。
例えば、「頻繁」を使った例文として「頻繁にスターバックスに通っています」という表現をすることはできますが、この例文を「頻々にスターバックスに通っています」という風には通常言い換えられません。
「頻繁」の場合には「しきりに~する」という能動・行為の意味合いがあるので「頻繁に行く」と表現できますが、「頻々」は「同じような物事が次々に起こる・頻々と~が起こるの形で使われる」の受動・観察の意味合いが強いという違いを指摘することができます。
まとめ
「頻々」と「頻繁」の意味の違いを詳しく説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「頻々」というのは、「同じような物事が次から次へと起こるさま」を意味しています。
それに対して、「頻繁」という言葉は「ある物事や行為の頻度が高くて、しばしばであること」の意味を持っています。
「頻々」と「頻繁」の意味の違いを知りたい時には、この記事の解説をチェックしてみてください。