「収集」と「収拾」の違いとは?分かりやすく解釈

「収集」と「収拾」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「収集」「収拾」の違いを分かりやすく説明していきます。

「収集」とは?

「収集」とは?

「収集」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「収集」「しゅうしゅう」と読みます。

「収集」は、「寄せ集めること」という意味があります。

例えば、自治体には週に2日か3日のゴミを寄せ集める日があります。

このような決められた日を、「ゴミ収集日」と呼びます。

次に「収集」には「趣味や研究などのために、何かを集めること。

また集めたもの」
という意味があります。

例えば、研究に必要な情報を集める時、「情報収集」と言い、「研究に必要な情報収集を進めるように」などという文章にできます。

また、趣味のコレクションについても「収集」という言葉を使います。

例えば切手を集めている人に対して、「趣味で切手の収集をしている人」などと言うことができます。

「収集癖(しゅうしゅうへき)という言葉があり、無暗にものを集めたがる癖を指します。

家の中にゴミのようなものが溢れているとき、「収集癖がひどくて困る」などと言います。

「収拾」とは?

「収拾」とは?

「収拾」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「収拾」「しゅうしゅう」と読みます。

「収拾」「拾い集めること」という意味があります。

例えば、荷物を拾い集める時、「荷物を収拾する」と言います。

次に「収拾」には、「混乱を収めて、状態を整えること」という意味があります。

例えば、新発売の商品の発売日に、長い行列ができて、混乱状態にある時、その状態を整えようと係員が頑張るかもしれません。

この時、「新商品発売日の、混乱を収拾する」などと言います。

また、混乱を収めて、状態を整えようとしたのに、それが叶わないようなとき、「収拾がつかない」などと言います。

仕事が混乱してしまい、どうしていいか分からないようなとき、「仕事の収拾がつかない」などと言います。

このように「収拾」には、「拾い集めること」「混乱を収めて整えようとすること」という意味があります。

「収集」と「収拾」の違い

「収集」と「収拾」の違い

「収集」「収拾」の違いを、分かりやすく解説します。

「収集」は、「寄せ集めること」また「趣味や研究などのために、何かを集めること。

また集めたもの」
という意味があります。

一方の「収拾」には、「拾い集めること」「混乱を収めて、状態を整えること」という意味があります。

「収集」が意味する、「寄せ集める」という意味と、「収拾」が意味する「拾い集める」という意味がとても似ています。

ただし、「収集」に比べて「収拾」は、「集める」ということより「落ちているものを拾う」という行為に重きが置かれていると考えることができます。

また、「収集」には「コレクション」の意味があり、「収拾」には「混乱を収める」という意味があるという大きな違いもあります。

まとめ

まとめ

「収集」「収拾」の違いについて見てきました。

2つの言葉の明確な違いを知ることで、言い間違えることがなくなるのではないでしょうか。