「避難口」と「非常口」は類似した意味がイメージされる紛らわしい言葉ですが、「避難口」と「非常口」の意味の違いを正しく理解できているでしょうか?
この記事では、「避難口」と「非常口」の意味の違いを詳しく説明していきます。
「避難口」とは?
「避難口(ひなんぐち)」という表現は、「消防法・法令で定められている火災・地震・水害などが発生した時に、その場から迅速・安全に避難(脱出)するための出口」のことを意味しています。
「避難口」というのは、「火事・自然災害などが発生した時の逃げ道・脱出路」を意味している表現なのです。
「非常口」とは?
「非常口(ひじょうぐち)」という表現は、「火事・地震・事件事故など、何らかの非常事態が発生した場合に備えて設置された出口」という意味合いを持っています。
「非常口」は「(法令上の)避難口」と同じ意味ですが、「非常口」のほうが一般に広く普及している名称になっています。
「非常口」はビル・地下街・劇場・ホテルなど不特定多数の人が集まる場所に設置が義務づけられていますが、近年は「EXITの英語表記」や「人が走って逃げ出すイラストのピクトグラム」も増えています。
「避難口」と「非常口」の違い!
「避難口」と「非常口」の違いを分かりやすく解説します。
「避難口」という言葉は、「法令(消防法)で定められている火災・地震(災害)などが発生した時に、避難するための出口」のことを意味しています。
それに対して、「非常口」という表現も「火災・地震などの災害が発生した非常時に、避難(脱出)するための出口」という同じ意味合いを持っています。
「避難口」と「非常口」は同じ意味を持つ言葉ですが、「避難口」は「法令で規定された逃げ道(避難のための出口)」を意味しています。
「非常口」のほうは「避難口よりも一般によく使われていた非常時の逃げ道・避難路」という意味のニュアンスがあるのです。
まとめ
「避難口」と「非常口」の違いを分かりやすく説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「避難口」というのは、「消防法で定められている火災・地震などが発生した時に、その場から迅速・安全に避難するための出口」を意味しています。
それに対して、「非常口」という表現は、「火事・地震・事件事故などの非常時に、速やかに安全に避難するための出口」を意味しています。
「避難口」と「非常口」は実質的に同義語なのです。
「避難口」と「非常口」の意味の違いを詳しく知りたい時は、この記事の内容をチェックしてみてください。