この記事では、「警察署」と「交番」の違いを分かりやすく説明していきます。
「警察署」とは?
「警察署」とは、警察の事務所のことです。
各都道府県ごとに「本部」となる「警察署」があり、東京都のみ、それが「警視庁本部」と呼ばれ、他の都道府県では「○○県警察本部」のような名称となっています。
市町村ごとに、またはいくつかのそれに対して管轄となる「警察署」が都道府県単位での警察本部の下に設置されており、「○○市警察署」などという名称となっています。
そして、更にその管轄下に、以下で紹介する「交番」がいくつか設置されています。
「交番」とは?
「交番」は、管轄となる警察署の詰め所という扱いになります。
基本的に制服の警察官が常駐しており、上になる警察署の管轄内での事故や事件の際に出動したり、道案内の為に利用されるなど、地域内の治安維持と市民への貢献が主な目的となっています。
同様の扱いの「駐在所」というものも存在しますが、そちらのとの違いは住み込みで警察官が常駐しているか否かで、「交番」へは通いになりますが、「駐在所」は、その中に警察官が住み込んでおり、地方では「交番」より、そちらの方がメジャーな存在となっている場合が少なくありません。
「警察署」と「交番」の違い
「警察署」と「交番」の違いを、分かりやすく解説します。
「警察署」は、大きな単位で設置のある警察の事務所のことで、その中に取調室や留置所、鑑識室、証拠品などの保管室など、様々な警察機能の為の設備が揃っています。
「交番」は、市町村単位になる「警察署」の下に位置する存在で、制服警察官の詰め所として駅前などでよく見掛けることができ、市民にはこちらの方が身近な存在となっています。
まとめ
「警察署」と「交番」は、このような違いになります。
どちらにも警察官が常駐していますが、「警察署」でないと行えないことも多く、何より規模が全く違うと覚えておきましょう。