「詐取」と「詐欺」の違いとは?分かりやすく解釈

「詐取」と「詐欺」の違い言葉・カタカナ語・言語

頭を使った悪事を指す言葉として「詐取」「詐欺」があります。

どちらも同じような意味に思えますが具体的になどのような地がいがあるのでしょうか。

今回は、「詐取」「詐欺」ノ違いについて解説します。

「詐取」とは?

「詐取」とは?

「詐取」とは、「人を騙して金銭や物品を奪い取ること」という意味の言葉です。

人の所有物を奪うのは許されない行為ですが、同じ奪いとるにしてもいろいろな方法があります。

力ずくで取り上げたり目を離したスキに掠め取ったりなどいろいろな方法がありますが、「相手を騙して所有権を放棄させ自分のものにしてしまう行為」を指して「詐取」と表現します。

相手に嘘や虚偽の事実を伝え真実でないことを真実であると思わせ正統な判断であるという錯誤を招いて金品を奪い取るのが「詐取」です。

被害者は所有権を相手に引き渡す行為が損失につながるとは気づいておらず合理的な判断であると勘違いして行動しています。

騙し取られたと気づいた時にはすでに所有物は手元を離れており信頼して引き渡した相手に裏切られた被害者になっています。

「詐取」の使い方

・宝石を詐取した容疑で逮捕状を請求する。

・裁判では土地が詐取されたものであると証拠を挙げて主張した。

・鮮やかな手口で大金を詐取する。

・押収した金庫の中には詐取された金品がぎっしり詰まっていた。

「詐欺」とは?

「詐欺」とは?

「詐欺」とは、「人を騙して自らの利益とすること」という意味の言葉です。

「嘘や虚言を用いて他人に錯誤を起こし自らの利益につなげる行為」を指して「詐欺」といいます。

一般的には金銭や物品など経済的利益に繋がる犯罪を意味する知能犯の一種を指す言葉ですが、自らの保身や欲のために嘘をついたりごまかしたりする行為を「詐欺」と表現することもあります。

「詐欺」の被害者は事実と異なる認識のもとに契約や約束を行っているため発覚した時点でそれらの行動は全て無効になるというのが法律的な解釈です。

「詐欺」により騙されてサインした契約書や取引などはそうであると気づいてから主張すれば効力がないものとして扱われます。

スラングとしては「実物と大きな違いがある」という意味でも使われています。

「写真詐欺」「詐欺メイク」などはレストランのメニューが写真と実物で大きく違う、すっぴんとメイク後で別人のように違うと言った意味になります。

「詐欺」の使い方

・信頼していた相手に裏切られ詐欺被害にあってしまった。

・結婚詐欺で操作を開始する。

・ネットオークションでは詐欺に注意する必用がある。

・金を借りておいて行方をくらます典型的な詐欺の手口。

「詐取」と「詐欺」の違い

「詐取」と「詐欺」の違い

「詐取」「詐欺」はどちらも相手を騙して自らの利益を得るという意味は共通しています。

違いは「一連の行為でどこに注目しているか」です。

「詐取」は金銭や物品を奪われたという「所有権」に注目した表現です。

所有権を失ったという結果が重要であり、騙したというのは結果に至る過程を説明している補足的な意味合いです。

「詐欺」は相手を騙すという「錯誤」に重きをおいた表現です。

結果はどうであれ虚偽の説明によって錯誤を引き起こされたという被害者の心理に注目しています。

相手を騙しただけで金品など具体的な被害が存在しない場合にも「詐欺」という表現が使われます。

騙し取るのが「詐取」、騙すのが「詐欺」という違いで使い分けられます。

まとめ

まとめ

「詐取」「詐欺」は似たような意味合いですが具体的に指し示す内容ははっきりと違います。

意味の違いをしっかり認識してふさわしい表現を用いてください。