「保健所」と「保健センター」の違いとは?分かりやすく解釈

「保健所」と「保健センター」の違い言葉・カタカナ語・言語

「保健所」「保険センター」は、かなり違う存在です。

「保健所」とは?

「保健所」とは?

「保健所」は、原則的に市町村単位で存在しており、医師免許や看護師免許、調理師免許などの発行業務、及び管轄となる各種の医療施設や飲食店などへの立ち入り検査、及び健康に関するあらゆる相談の受付や注意喚起などが業務内容となっており、一般にはあまり立ち寄る場所でもありません。

「ほけんじょ」と発音すると思われがちですが、正確には「ほけんしょ」と読みます。

ですが、「ほねんじょ」と読んでも誤りという訳ではなく、世間的にはそちらの方が普通の呼び方かも知れません(実際にはどちらでも構いません)。

「保健センター」とは?

「保健センター」とは?

「保健センター」は、小児科や内科、整形外科、及び歯科診療を行っている医療施設です。

保健所と同じく、市町村単位に設置があり、常駐(所属)の医師や看護師が居る訳ではなく、その市町村の病院や医院の医師、看護師が交代で勤務に当たっています。

有床施設もありますが、あくまで緊急の対応(応急処置)が主となり、その後に別の病院や医院に通うことになる場合が多いです。

休日や祝日にも開いている所もありますが、これとは別に休日診療所という名称の施設でそれを行っている市町村も多く、平日しか利用できない場合が多いので、事前にきちんと確認しておきましょう。

「保健所」と「保健センター」の違い

「保健所」と「保健センター」の違い

「保健所」では、診療行為は行っていません。

その為、健康や保健に関する相談こそ随時受け付けていますが、実際の治療には保健センターや病院、医院を利用してください。

保健所はともかく、住んでいる地域の保健センターや休日診療所の場所は覚えておいた方がいいでしょう。

まとめ

まとめ

「保健所」は、一般にはあまり利用する機会はないかも知れませんが、「保険センター」は、万が一の時にはとても頼りになる施設です。

ただし、応急処置が主な治療内容となるので、その点も合わせて覚えておいてください。