「強固」と「頑強」の違いとは?分かりやすく解釈

「強固」と「頑強」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「強固」「頑強」の違いを分かりやすく説明していきます。

2つの言葉にはどのような意味と違いがあるでしょうか。

「強固」とは?

「強固」とは?

「強固」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「強固」「きょうこ」と読みます。

「強固」「強くしっかりしていて、揺るがない様子」という意味があります。

例えば、強くしっかりした意思を持ち、周囲の人の意見に左右されない様子を見たとき、「強固な意志の持ち主」などと言われます。

また、ボクシングの試合などで、たくさんパンチを打たれたのに、しっかりとした様子で、揺らいだ様子を見せない選手は「強固な肉体を持つボクサー」などと言われるかもしれません。

選挙の時に、強くしっかりとした地盤を持ち、少々の逆風が吹いても揺らがない候補者に対して、「選挙の地盤が強固な候補者」などと言うことがあります。

さらに、殺人事件の犯人が誰かに恨みを持ち、殺したいという気持ちが強く、時間がたっても揺るがない場合、「強固な殺意を感じた」などと言うことができます。

このように、強くしっかりしていて、揺るがない様子の人などを見たとき、「強固」という言葉を使うことができます。

「頑強」とは?

「頑強」とは?

「頑強」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「頑強」「がんきょう」と読みます。

「頑強」「自分の態度や考えをかたくなに守り、外からの力に簡単には屈しない様子」という意味があります。

例えば、自分の意見をしっかり持っているため、会議の席などで、周囲の人に攻め立てられても、意見を変えず、屈しない人の様子を「官業に自説を曲げない人」などと言います。

さらに「頑強」には、「がっしりとして丈夫な様子」という意味があります。

がっしりとしていて、丈夫な肉体を持つ人を指して、「頑強一点張りの肉体」などという使い方があります。

「強固」と「頑強」の違い

「強固」と「頑強」の違い

「強固」「頑強」の違いを、分かりやすく解説します。

「強固」「強くしっかりしていて、揺るがない様子」という意味があります。

一方の「頑強」「自分の態度や考えをかたくなに守り、外からの力に簡単には屈しない様子」という意味があります。

「強固」「頑強」も、強くしっかりしていて、簡単に屈したり揺らがない様子を指す言葉になります。

ただし、「頑強」には「がっしりとして、丈夫な様子」という意味があります。

「強固」も強くて丈夫な肉体を指すことがありますが、「頑強」は、がっしりとした強い肉体を指す言葉になります。

より肉体的な強さを出したいときは「強固」よりも「頑強」を使うと感じが出やすいのではないでしょうか。

まとめ

まとめ

「強固」「頑強」の違いについて見てきました。

2つの言葉はとてもよく似ている言葉ですが、「頑強」にはがっしりした強い肉体という意味があります。

ただ強いだけでなく、「がっしり」していて強そうだと感じる人や物に対して、「頑強」という言葉を使ってみましょう。