この記事では、「応対」と「応接」の違いを分かりやすく説明していきます。
「応対」とは?
「応対」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「応対」は「おうたい」と読みます。
「応対」は「相手になって、受け答えをすること」という意味があります。
誰かが来た時、相手になって受け答えをしたり、電話がかかってきたときなどに、受け答えをするとき、「応対」という言葉を使います。
例えば、アパレルショップのショップ店員は、お客の相手になり、商品情報について、ファッションアイテムのトレンドについての質問などに受け答えをすることになります。
このような時に、とても上手に受け答えをしていたら、「客の応対が巧みなショップ店員」と表現することができます。
また、事務職をしている人は、電話で相手に受け答えをすることが、主な業務になっています。
上手に電話で受け答えができる人を、「電話での応対が見事だ」などと言います。
このように、誰かの相手になり、受け答えをすることを「応対」と呼びます。
「応接」とは?
「応接」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「応接」は「おうせつ」と読みます。
「応接」は「訪れた人を招き入れて、その相手をすること」という意味があります。
例えば、ほとんどの会社には、取引先などのお客を招き入れて、相手をするための部屋が用意されています。
この部屋のことを「応接室」または「応接間」と呼びます。
来訪者は、ほとんどの場合、このような「応接室」で待たされることになります。
「応接室」で、次々に訪れる人の相手をするとき、「訪れる客に応接する」などと言います。
また、相手をされる側からすれば「応接される」となります。
社長秘書など、お客が多い人の担当をしている人は、たくさんの客の相手をすることになります。
そのため、「応接に暇がない状態(おうせつにいとまがないじょうたい)」になります。
状況が次々と変わるため、十分に応じきれない様子を表す言葉になります。
「応対」と「応接」の違い
「応対」と「応接」の違いを、分かりやすく解説します。
「応対」は「相手になって、受け答えをすること」という意味があります。
一方で、「応接」は「訪れた人を招き入れて、その相手をすること」という意味があります。
「応対」は客などを相手にし、受け答えをすることを意味しますが、「応接」の場合は、「訪れた人を招き入れる」という意味があります。
ほとんどの場合、「応接室」「応接間」が用意されていて、そこにお客を招き入れて、「応対」することを「応接」と呼ぶことになります。
このように、誰かの相手になり受け答えをするとき「応対」という言葉を使い、応接室に招き入れて、「応対」する場合のみ「応接」という言葉を使うと覚えておくといいのではないでしょうか。
まとめ
「応対」と「応接」の違いについて見てきました。
「応接室」において、「応対」するとき、「応接」と言うと覚えておくといいのではないでしょうか。