この記事では、「応答」と「返答」の違いを分かりやすく説明していきます。
似た印象を持つ2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「応答」とは?
「応答」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「応答」は「おうとう」と読みます。
「応答」は「問いかけや呼びかけに答えること。
受け答え」という意味があります。
例えば、トランシーバーを使って、相手に話しかける時、「応答してください」などと言います。
この場合は、こちらの呼びかけに答えてくださいという意味があります。
警察が犯人を追いかけるようなときも、トランシーバーなどを使い、追跡車両などに責任者が指示を出します。
パトカーの三号車に乗っている警察官に話しかける時、「三号車応答せよ」などと言います。
また、電話がかかってきたとき、出るかどうか迷うことがあります。
このような時、呼びかけに答えるかどうか保留しているため「応答保留(おうとうほりゅう)」と言います。
また、呼びかけがあってから、答えるまでの時間を「応答時間」と呼び、英語でいうレスポンスタイムを意味します。
「返答」とは?
「返答」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「返答」は「へんとう」と読みます。
「返答」は「問いに対して答えること。
またその答え」という意味があります。
例えば、知り合いから何か質問されたとき、その質問に答えることを「返答する」と言います。
また、困った質問をされることもあるでしょう。
例えば、好きな異性のタイプや、体重など、答えたくない質問や、答えるのが難しい質問を受けたとき、返事をするのが難しいと感じた場合は、「返答に窮する」などというフレーズを使うことができます。
ビジネスシーンでも「返答」という言葉を使うことがあります。
例えば、取引先から電話で質問を受けたとき、資料などを添付したほうが質問に答えやすいケースがあります。
このような時、「資料を添付したメールで返答いたします」などと、取引先に伝えることがあります。
「応答」と「返答」の違い
「応答」と「返答」の違いを、分かりやすく解説します。
「応答」は「問いかけや呼びかけに答えること。
受け答え」という意味があります。
一方で、「返答」は「問いに対して答えること。
またその答え」という意味があります。
問いかけがあるときに、答えを言ったり、返事をしたりするとき、「応答」という言葉を使います。
一方で、問いかけがある時、その問いに対する答えを言うとき「返答」という言葉を使います。
このように、問いかけがあった時、「はい」と返事をするだけでも「応答」になりますが、問いかけに対して、しっかりとした答えをする場合は「返答」という違いがあります。
まとめ
「応答」と「返答」の違いについて見てきました。
2つの言葉には、明確な違いがありました。
「応答してください」と言われたとき、「返答してください」と言われたとき、どのようにすればいいか理解できたのではないでしょうか。