この記事では、「加速度」と「速度」の違いを分かりやすく説明していきます。
「加速度」とは?
「加速度」は、物体が加速していくうえでどこまで速くなるかを、計算式で出すことです。
その上で、「加速度」は、計算式は物の状態によって変化します。
例えば、車であれば、平地を疾走する場合、加速する速さは一定である場合とアクセルを踏んだ場合では異なり、坂を下る場合さらに速度がアップするためそれら加速する要素があれば「加速度」を求める公式は変化します。
「速度」とは?
「速度」は、物体が今現在走行している速さです。
スピードメーターなどで確認するもので今現在走行している物の速さで「瞬間速度」と「平均速度」があります。
時速というのも、「速度」のことでこれは一時間当たりの物の速さです。
「加速度」と「速度」の違い
「加速度」と「速度」の違いは、速さの概念が異なり、「加速度」は物体の最高スピードを求める公式ですが、「速度」は、今現在や平均1時間当たりなどの速さを求めます。
「加速度」の例文
・『なんという加速度のマシンだ』
この例は、最高時速がものすごく速いマシンだという例です。
「加速度」はどこまで速くなるかであるため、最高時速が速いことを指します。
・『加速度を抑える』
この言葉は、最高スピードを抑えるという例です。
つまり、人為的に最高スピードを抑えるということです。
「速度」の例文
・『速度計が壊れた』
この例は、スピードメーターが壊れたという例で、要は自動車などに使用する時間当たりの速度を示す計測器が壊れたという例です。
警察官の方が自動車の速さを図るために使用する計測器が『速度計」にあたります。
・『低速速度重視のセッティング』 この言葉は、スピードが遅い際に安定するセッティングだという例で、スピードをあえて出ないようにして安定を図っています。
自動車レースなどでは、「最高速度重視」や『低速速度重視』などのセッティングがあり、「低速速度」はスピードを出すのではなく安定性を重視したセッティングです。
まとめ
「加速度」と「速度」の違いは、物の最高スピードを計算式で求めることを指すか、今現在の速さや平均的な速さに1時間単位の速さを求める計算式であるかです。
なお、計算式はとてもややこしいので説明については省かせていただきます。
その上で「加速度」は、物体の最高スピードを指す言葉なので自動車レースでは、最高時速を意味し、「速度」はコースを周回する際の平均時速です。
その為、加速度が高いというのは、自動車レースであれば最高時速に至るまでの速さが速いこととかつトップスピードも速いことになります。
逆に「速度」は平均だったり1時間当たりどのくらいの速さで周回しているかになるため、レースの場合、自動車のタイヤの寿命を計測する際に平均的な速さから計算することもあり、これらは人間が手動で計算するのではなくコンピューターが計算を行いますので、「加速度」と「速度」の計算は現在では、コンピューターが行います。