この記事では、「忘れる」と「思い出せない」の違いを分かりやすく説明していきます。
2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「忘れる」とは?
「忘れる」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「忘れる」は「わすれる」と読みます。
「忘れる」は「覚えていたことが、思い出せなくなる。
記憶がなくなる」という意味があります。
例えば、携帯電話の電話番号を思い出す必要があるときに、電話番号を思い出せないことがあります。
このような時、「電話番号を忘れる」と言います。
また、同窓会などで小学生時代の友達と再会したとき、その人の記憶がなくなっていることに気が付くかもしれません。
このような様子を「友達のことを忘れてしまう」などと言います。
次に「忘れる」には「何かに熱中して、うっかり気づかないこと」という意味があります。
例えば、とても楽しい時間を過ごしているとき、時間の経過に気づけないことがあります。
このような時、「時のたつのを忘れる」と言います。
さらに「忘れる」には「うっかりして物を置いてくる」という意味もあります。
例えば、会社で使う書類を、自宅に置いてきてしまった場合、「書類を忘れる」などと言います。
「思い出せない」とは?
「思い出せない」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「思い出せない」は「おもいだせない」と読みます。
「思い出せない」は「過去のことが、心によみがえらない様子。
忘れること」という意味があります。
「思い出す」は「過去のことや忘れていたことを心によみがえらせる」という意味があり、それができないとき、「思い出せない」という言葉を使うことになります。
例えば、大人になり、子供時代のことが心に蘇らなくなってしまった場合、「子供時代のことを思い出せない」などと言います。
また、リビングから台所に用事があって移動したのに、台所に移動したら、用事を忘れてしまう場合「用事を思い出せない」と言います。
「忘れる」と「思い出せない」の違い
「忘れる」と「思い出せない」の違いを、分かりやすく解説します。
「忘れる」は「覚えていたことが、思い出せなくなる。
記憶がなくなる」という意味があります。
一方で「思い出せない」は「過去のことが、心によみがえらない様子。
忘れること」という意味があります。
このように「忘れる」も「思い出せない」も、基本的に同じ意味があります。
ただし「忘れる」には「記憶がなくなる」という意味があり、一方の「思い出せない」は、「記憶があるのに」というニュアンスが含まれていると考えることができます。
また「忘れる」には「何かに熱中して、うっかり気づかないこと」、「うっかりして物を置いてくる」など、他にもたくさんの意味があるという違いもあります。
まとめ
「忘れる」と「思い出せない」の違いについて見てきました。
2つの言葉の違いを知ることで、次回からは使い分けることができるようになりそうです。