「変装」と「仮装」の違いとは?分かりやすく解釈

「変装」と「仮装」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「変装」「仮装」の違いを分かりやすく説明していきます。

「変装」とは?

「変装」とは?

服装や顔つきなどを変えて別の人に見せることです。

整形をすると見た目が変わりますが、このことではありません。

普段着ているものと服装を変える、メイクをして顔つきを変えるなどを指します。

どっきり番組でこれが行われることがあります。

ターゲットに大食いなおばあちゃんの姿を見せて、びっくりさせようという企画があったとします。

一般的には高齢者は少食だと考えられています。

まさかたくさん食べるとは思っていないのでびっくりすることでしょう。

実は、このおばあちゃんは大食いが得意な人で、年齢は30代です。

いつもと同じ格好では30代だとわかってしまうので、特殊メイクをしたり、高齢者が好みそうな服装をしたりして、おばあちゃんのように見せました。

このように別のもののように見せることを意味します。

「変装」の使い方

顔つきや服装などを変え別の人のように見せることを指して使用をします。

人間を動物など人間以外のもののように見せることには使用せず、人間だけれど別の人のように見せることをいいます。

「仮装」とは?

「仮装」とは?

「仮装」には3つの意味があります。

1つめは、仮に他のもののように見せることです。

実際とは異なる外見にすることを意味します。

特に余興で行われるものを指します。

ハロウィンになると、魔女、アニメキャラクター、動物、おばけなどの格好をする人たちが増えます。

実際には人間ですが、その人そのものとは違った外見をします。

仮に他のもののように見せているのです。

2つめの意味は、仮に装備をして別のものにすることです。

「仮装巡洋艦」がこれにあたります。

仮装巡洋艦は第一次世界大戦や第二次世界大戦で働いたドイツ軍艦です。

旅客船や貨物船に仮の装備をつけて、中立国の商船のように見せかけられました。

3つめは、その出来事が本当にあったかのように見せることです。

「仮装売買」がこれにあたります。

「仮装」の使い方

他のもののように見せるという意味で使用をします。

特に余興で行われるものを指して使用されます。

「変装」と「仮装」の違い

「変装」と「仮装」の違い

別のものに見せるという意味が似ていますが、使い方がやや違います。

前者は人間が別の人のような格好をすることです。

後者は、ある人を別の人のように見せることもいいますが、特に余興で行われるような、メイド、魔女、おばけなど、普段見るようなものとは違ったものに見せかけることをいいます。

「変装」の例文

「変装」の例文

・『老人に変装をする』
・『変装がばれてしまった』
・『うまく変装できているだろうか』
・『相手に気づかれないために変装する』

「仮装」の例文

「仮装」の例文

・『仮装パーティー』
・『魔女に仮装をする』
・『仮装をした姿がかわいい』
・『仮装した姿を写真におさめる』

まとめ

まとめ

別のものに見せるという意味が似ていますが、言葉が使われる場面に違いがあります。