この記事では、「誕生祭」と「生誕祭」の違いを分かりやすく説明していきます。
「誕生祭」とは?
簡単に言えば、「誕生祭」は、誕生日会と同じです。
人や組織などが生まれたことをお祝いすることを意味し、「誕生祭」の場合、どのようなものに対しても用いることができる言葉となります。
動物が生まれたことも、なにか新しいことが作り出されたことなども含め「誕生祭」としてお祝いすることができます。
そして、この「誕生祭」は、基本、今現在、生きているもの、存在しているもの、に対し用いられる言葉となります。
その点に対してのみ注意が必要で、そのほかは、基本、注意することなく用いることが可能です。
そのほか、一般的に家族や友人などが生まれた日をお祝いする場合、「誕生日会」や「誕生日パーティー」などといった言葉の方が広く用いられています。
そのため、一般的に「誕生祭」は、お店の開店記念や特定のキャラクターの誕生日のお祝い、アイドルグループの結成日のお祝いなどに用いられる事が多い言葉となります。
「誕生祭」の使い方
「誕生祭」は「誕生日会」とも言い換えることができ、そのため、「恋人の誕生祭を計画する」や「両親の誕生祭を行いました」。
「行きつけのお店が、今日、誕生祭を開催していました」などといった形で用いられます。
「生誕祭」とは?
「生誕祭」は、人が生まれた日をお祝いするお祭りです。
「生誕祭」の場合、対象となるものは人間だけです。
その人が生まれた日のお祝いをすることだけを意味する言葉となり人間以外に用いることはできません。
人間のみとなるため動物も対象外となります。
また、「生誕祭」の場合、あくまでも、その人が生まれた日をお祝いするものとなるため、その人が亡くなった後でも「生誕祭」を行うことができます。
そのため、「生誕祭」は主に著名人や偉人などに対し、その人たちが生まれた日のことをお祝いする際に用いられる言葉となります。
「生誕祭」の使い方
「生誕祭」は、人間のみを対象にする言葉となりますが、今現在、その人たちが存在しない場合でも用いることが可能な言葉です。
そのため、「クリスマスは、イエスキリストの生誕祭です」や「大好きな偉人の生誕祭を行いました」、「ポールマッカートニーの生誕祭を開催します」などといった形で用いられます。
「誕生祭」と「生誕祭」の違い
「誕生祭」も「生誕祭」、誕生日のお祝いといった意味では同じ言葉となります。
しかし、対象とするものが異なり、「誕生祭」の場合、限定されることはただ一つ。
今生きているもの、今、あるものとなります。
それに対し、「生誕祭」は人間に限られます。
ただし、「生誕祭」の場合、亡くなっている人に対しても用いることができるといった特徴があります。
まとめ
以上が「誕生祭」と「生誕祭」の違いです。
同じお祝いを意味するものでも、対象となるものなどに違いがあるこの2つの言葉。
そのため、正しい意味をとらえ、正しい使い分けが求められる言葉となります。