この記事では、「おっちょこちょい」と「ドジ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「おっちょこちょい」とは?
慌てず静かに考えることがなく、軽率に物事をすること、またそういったさまや、そういった人です。
物事をするときに深く考えていない、軽はずみで行う、このようなさまを意味します。
買い物に行くときのことで説明をします。
買い物をするためにはお金が必要です。
しかし、ある人はバタバタと買い物に出かけたため、レジで支払いをするときになってお金を持ってきていなかったことに気がつきました。
慌てず静かに行動をして、家を出る前に持ち物を確認していれば、こういったことは防げたはずです。
落ち着きがなく、軽々しく物事をするから、このようなことになるのです。
日常のこういったことなら、それほど大きな問題にはならないでしょう。
しかし、この言葉が意味するさまによって大変なことになる場合があります。
高校や大学の入試試験では、試験を受けるために受験票が必要です。
もしも受験票を忘れてしまったら、試験を受けることができません。
後日試験を受けさせてもらえない場合、入学したかった学校に入ることができず、その後の人生に大きな影響を与えます。
慌てず静かによく考えて行動をしていれば、受験票を忘れないはずです。
しかし、落ち着きがなく軽率な行動をしていると忘れてしまう可能性があります。
「おっちょこちょい」の使い方
慌てず静かに考えることがなく、軽率に行動することを指して使用をします。
それによって失敗をしているかは意味に含まれていないので、失敗したかどうかにかかわらず使うことができます。
「ドジ」とは?
大事なところが抜け落ちていて失敗をすること、またそのさまです。
サッカーの試合のことで説明をします。
ボールが回ってきて、ゴールを決められるチャンスです。
うまくいけば得点を獲得できる大切な場面です。
しかし、こんなときに限って、ボールを蹴り損ねてしまいました。
点を得られる大切な場面で失敗してしまったのです。
このようなさまを意味します。
「ドジ」の使い方
大事なところが抜け落ちていて失敗することを指して使用をします。
失敗するということも含めて使う言葉です。
「おっちょこちょい」と「ドジ」の違い
「おっちょこちょい」は落ち着きがなく軽率なことです。
落ち着きがないとは、慌てず静かではないさまを意味します。
「ドジ」は間が抜けていて失敗することです。
「おっちょこちょい」の例文
・『きみはおっちょこちょいだな』
・『おっちょこちょいだとよく言われる』
・『おっちょこちょいで愛されキャラ』
・『おっちょこちょいな一面を見せる』
「ドジ」の例文
・『またドジをやった』
・『大切な場面でドジをしてしまった』
・『ドジなところが憎めない』
・『ときどきドジをする』
まとめ
一方は落ち着きがなく軽率なこと、もう一方は間が抜けた失敗をすることで意味が異なります。