「エッセイ」と「コラム」の違いとは?分かりやすく解釈

「エッセイ」と「コラム」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「エッセイ」「コラム」の違いを分かりやすく説明していきます。

似た雰囲気を持つ2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。

「エッセイ」とは?

「エッセイ」とは?

「エッセイ」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「エッセイ」はフランス語で「essais」と表記します。

「エッセイ」「自由な形式で意見や感想などを述べた散文。

随筆」
という意味があります。

ちなみに「散文(さんぶん)」には、「韻律や定型にとらわれない、通常の文章」という意味があり、「随筆」には「自己の見聞や体験、感想などを、自由な形式で書いた文のこと」という意味があります。

自分が見聞きしたものや、体験したものなどに対して、自由に書いた文章を「エッセイ」と言います。

例えば、買い物をしたとき、店員さんとのやり取りで感じた思いなどを「エッセイ」にしたり、子育て体験を通じて感じたことを書くとき、「エッセイ」となります。

このような「エッセイ」を集めた本を「エッセイ集」と呼びます。

「電車異動などの短い時間で楽しむのに、エッセイはぴったりだ」などという文章を作ることができます。

「コラム」とは?

「コラム」とは?

「コラム」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「コラム」は英語で「column」と表記します。

「コラム」「新聞や雑誌で、短い評論などを掲載する欄。

囲み記事」
という意味があります。

新聞や雑誌などに書かれている、短い評論を読んだ時などに「コラム」という言葉を使ってみましょう。

もともと「コラム」は、18世紀のイギリスの新聞で、縦長の欄に連載された記事が由来となっています。

「コラム」はラテン語で「石の円柱」という意味があり、転じて「縦の列」という意味があるためです。

身近な話題から政治の批評などテーマは様々ですが、書き手の意見が入っているという条件があります。

「天声人語」「編集手帳」など、日本の体表的な「コラム」を新聞で読んでいるという人もいるのではないでしょうか。

「エッセイ」と「コラム」の違い

「エッセイ」と「コラム」の違い

「エッセイ」「コラム」の違いを、分かりやすく解説します。

「エッセイ」「自由な形式で意見や感想などを述べた散文。

随筆」
という意味があります。

「コラム」「新聞や雑誌で、短い評論などを掲載する欄。

囲み記事」
という意味があります。

「コラム」には新聞や雑誌に掲載する前提で、書き手の意見が入っている記事を指します。

一方の「エッセイ」は、掲載場所に縛りがなく、特にルールなどもなく、自由に感じたことや考えていることを書いた文章を指します。

そのため、短い文章を書くとき、新聞や雑誌に掲載することを前提にする場合は「コラム」と呼び、どこに載せるかを決めずに、感じたことを書く場合は「エッセイ」と呼ぶようにしてみましょう。

まとめ

まとめ

「エッセイ」「コラム」の違いについて見てきました。

2つの言葉には、明確な違いが見えました。

これから短文を読んだ時、「エッセイ」「コラム」か、見極めることができるようになりそうです。