この記事では、「エクササイズ」と「ストレッチ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「エクササイズ」とは?
「エクササイズ」には2つの意味があります。
ひとつは練習です。
ある事柄を身につけるために、上達するように、繰り返し行うことをいいます。
もう一つの意味は、運動、体操です。
体を動かすことを指します。
この言葉には、どのような体の動かし方なのか、意味に含まれていません。
腕だけを動かす、脚だけを動かす、体全体を動かすなど、さまざまなものがあります。
たとえば、腕を動かすことだと、ペットボトルを持ち、その方のひじを曲げた状態にし、ひじを頭の上に上げるといったものがあります。
脚を動かすものだと、立った姿勢から片足を真横に引き上げるといったものがあります。
また、「エクササイズ」を行う目的はさまざまです。
多くの場合、体を引き締めたい、健康を維持したいなどが主な目的です。
「エクササイズ」の使い方
練習の意味よりも、体を動かす意味で使用されています。
どのような動かし方なのかは問わず、使うことができます。
しかし、激しい運動や筋肉を鍛えるようなものには、あまり使用しません。
「ストレッチ」とは?
「ストレッチ」には3つの意味があります。
1つめは、陸上競技場や競馬場の直線コースです。
2つめは、伸びたり縮んだりすることや、そのような糸を用いた織物です。
ズボンには、生地が伸びなくて動きにくいものと、生地がよく伸びて動きやすいものとがあります。
「ストレッチ」が意味するのは後者のさまです。
このようなものを「ストレッチ性がある」などと表現します。
3つめの意味は、筋肉や関節を伸ばす運動です。
体を柔らかくすることが主な目的です。
「ストレッチ」には、反動を伴わない「静的ストレッチ」と、反動を伴ったり、コントロールした動きによって徐々に伸ばしたりする「動的ストレッチ」とがあります。
たとえば脚の場合だと、床に脚を伸ばした状態で座り、頭を膝に近づけるように、手は足先に伸ばすようにする運動があります。
「ストレッチ」の使い方
3つの意味がありますが、体を柔らかくする目的で行う運動の意味で使われることが多いです。
「エクササイズ」と「ストレッチ」の違い
どちらの言葉にも運動の意味がありますが、どういった運動なのかという点に違いがあります。
「ストレッチ」は体の柔軟性を高めることが主な目的で、激しいものではありません。
「エクササイズ」は柔軟性を高めるというよりも、体を引き締めたり、健康を維持したりすることが主な目的で、「ストレッチ」よりも強度が高い動きをします。
「エクササイズ」の例文
・『エクササイズ動画を見る』
・『エクササイズを日課にしている』
「ストレッチ」の例文
・『入浴後にストレッチをする』
・『ストレッチを続けていたら体が柔らかくなった』
まとめ
2つの言葉には運動の意味が含まれていますが、どのような運動なのかという点に違いがあります。