「型」と「形」の違いとは?分かりやすく解釈

「型」と「形」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「型」「形」の違いを分かりやすく説明していきます。

「型」とは?

「型」とは?

「型」「かた」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「ある物の輪郭を作り出す元となるもの」という意味、それに沿って切り抜いたり、金属などを流し込んで使うもののことです。

2つ目は「武芸や技芸などで、規範となる動作や方式」という意味で、芸事や武術において手本となるやり方のことです。

3つ目は「決まったやり方」という意味で、昔から伝わってきた伝統的なしきたりや習慣などのことです。

4つ目は「あるものごとを種類分けする目安となる、共通した特徴として挙げられるもの」という意味で、血液や人の性質などのことです。

5つ目は「名詞・形容詞に付き、ある性質・特徴・様式を持っていることを表す言葉」という意味で、「あんこ型・そっぷ型」などと使われます。

上記に共通するのは「輪郭を作るもの」という意味です。

「型」の使い方

「型」は名詞として「型を取る・取った」「型をつくる・つくった」「型の基本」などと使われたりすることが多くなります。

基本的に、ある物の輪郭となる元となるもののことや、手本となるやり方に使われる言葉です。

「形」とは?

「形」とは?

「形」「かた・かたち」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「物の姿や格好」という意味で、その物が維持している姿や見た目の状態のことです。

2つ目は「証拠や保証となるしるし」という意味で、借金などの負債に対して、保証となるものを明らかにすることです。

3つ目は「空手の競技種目の一つで、攻撃と防御の技を一連の流れで表す演武のこと」という意味で、実際に戦わず、エアで技を繰り出す演技のことです。

4つ目は「名詞の下に就いて、その物に似た姿をしていることを表す言葉」という意味で、「卵形」「ピラミッド形」などと使われます。

上記に共通するのが「姿や見た目の状態」という意味です。

「形」の使い方

「形」「物の姿や格好」「証拠や保証となるしるし」「空手の競技種目の一つで、攻撃と防御の技を一連の流れで表す演武のこと」「名詞の下に就いて、その物に似た姿をしていることを表す言葉」という意味で使われます。

名詞として「形が崩れる・崩れた」「形を保つ・保った」「なすび形」「ドーナツ形」などと使われることが多くなります。

基本的に、物にあらわれた姿・輪郭のことや、そのものの見た目の状態に使われる言葉です。

「型」と「形」の違い

「型」と「形」の違い

「型」「ある物の輪郭となる元となるもののこと」「手本となるやり方」という意味です。

「形」「物にあらわれた姿・輪郭のこと」「そのものの見た目の状態」という意味です。

「型」の例文

「型」の例文

・『差し歯を作るので型を取る』
・『空手の型を覚える』
・『型破りな新人が現れる』
・『血液型により性格が分かる』

「形」の例文

「形」の例文

・『洋服はハンガーにかけないと形が崩れる』
・『ハート形のペンダントを買う』
・『こんなに酔っぱらってはイケメンも形無しだ』
・『古い建物が跡形もなく消え去った』

まとめ

まとめ

今回は「型」「形」について紹介しました。

「型」「輪郭の元となるもの」「形」「物の姿や輪郭」と覚えておきましょう。