コンピューターで使われる「フォルダ」と「ファイル」の違いを説明していきます。
「フォルダ」とは?
「フォルダ」とは、コンピューターで以下に紹介する「ファイル」が保存される場所のことです。
ハードディスクやSSDといったストレージ、及びDVD-ROMのようなデータが保存できるメディアの中にはこのフォルダがいくつも存在し、それらの中に更にフォルダあるといった階層が作られています。
例えば、Cドライブのルート(大元)に5つのフォルダがあり、それぞれの中に更にフォルダが存在し、それらの中にまたフォルダがあるという枝分かれになると考えてください。
Windowsが事実上、コンピューターのOSとして標準となった後はこの「フォルダ」と呼んでいますが、それ以前は「ディレクトリ」と呼ばれていたもので、これらの言葉は同じ意味になります。
「ファイル」とは?
「ファイル」とは、コンピューター上でユーザーが管理できる最小単位の対象になります。
これがいくつか集まって1つのソフトウェア(アプリ)となっている場合、そのうちのどれか1つでも欠けると正常に動作しなくなる場合があります。
WindowsのようなOS自体もファイルの集合体だと表現でき、多くのファイルに分けて管理する(動作させる)ことで、一部の機能のアップの為にどれかだけを更新する(入れ替える)といったことが行えるようになっています(OSの上で動作するソフトウェアでも同様です)。
動画や画像なども1つずつの単位でこのファイルになり、OSやソフトウェアの一部となっているものではないファイルは総じて「ユーザーファイル」と呼ばれています。
それらは基本的に自由に作成や編集が可能です。
「フォルダ」と「ファイル」の違い
「フォルダ」は、「ファイル」が保存される場所のことで、「ファイル」には、OSやソフトウェアを構成するものと、自由に作成、編集が可能なものがあると覚えておきましょう。
まとめ
「フォルダ」と「ファイル」は、コンピューター上では密接な関係にあります。
いくつかで1つのソフトウェアとなっている扱いのファイルは、他のフォルダに移動させてしまうと、それだけで全く意味を成さなくなってしまう場合も多いので注意してください。
そのようなファイルはきちんとしたフォルダにあってこそ、正しく利用されます。