家をリフォームすることを計画すると、悩むのが水回りと照明です。
特に照明に関しては、絶対にダメな構成が少ない代わりに選べるものがたくさんあるので、方向を決めるだけでもかなり難しい作業になります。
また、自分の好みを実現するために最適な照明の選び方はそもそも素人には不可能な部分もあります。
そこで、頼りになるのが照明士や照明コンサルタントと呼ばれる人たちです。
さて、ここで登場した「照明士」や「照明コンサルタント」とはどういう意味でしょうか。
また、2つの違いはどこにあるのでしょうか。
この記事では、「照明士」と「照明コンサルタント」の違いを分かりやすく説明していきます。
「照明士」とは?
「照明士」とは社団法人照明学会が認定している照明に関するプロフェッショナルの資格です。
建築、住宅、照明器具の製造販売などの会社に属している人が取得するケースが多く、少なくとも5年程度の実務経験と知識を持った、照明に関するエキスパートに対しての認定です。
照明学会が公表している英語名は「senior lighting consultant」です。
「照明コンサルタント」とは?
「照明コンサルタント」とは社団法人照明学会が認定している照明に関するプロフェッショナルの資格です。
「照明士」の前提にもなるようなもの(必須ではない)で、ベーシックな技術を習得していることを証明するものです。
照明学会が公表している英語名は「lighting consultant」です。
「照明士」と「照明コンサルタント」の違い
「照明士」と「照明コンサルタント」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは社団法人照明学会が認定する民間の資格であることは同じです。
違うのは必要とされるレベルです。
「照明士」の口座の推奨として「照明コンサルタント」の有資格者というものがあることから、「照明士」の方が高度なスキルを必要とする資格であることがわかります。
「照明士」の合格人数が少ないこともそれを裏付けています。
「照明士」の例文
「照明士」の例文は以下のようになります。
・『彼は照明士の資格を取るために、まずは照明コンサルタントを受験するそうです』
・『照明士の有資格者は照明に関する高度な知識と経験を持っています』
「照明コンサルタント」の例文
「照明コンサルタント」の例文は以下のようになります。
・『照明コンサルタントは、照明のプランニングを行う職業に着くための一歩になります』
・『照明コンサルタントの資格と取るためには、通信講座の終了、レポートの提出、テストの合格等が必要です』
まとめ
この記事では、「照明士」と「照明コンサルタント」の違いを、解説してきました。
この2つはレベルが違うということに関してはお分かりいただけてと思います。
ただ、これらの資格は民間資格であり、これらを持っていないからといって照明器具の販売やアドバイスをしてはいけないということはありません。
実際に家具店や照明の販売店には「照明アドバイザー」なる肩書きの方もいて、さらには「ライティング・プランナー」という資格もあります。
重要なのは、自分の好みに合うようなプランを立てられる的確な人物を探すことでしょう。
そのためには様々なショールームを訪ねることも必要になるでしょう。