「根性」と「度胸」の違いとは?分かりやすく解釈

「根性」と「度胸」の違い言葉・カタカナ語・言語

皆さんは「根性」「度胸」という言葉を意味をご存知でしょうか?

そこでこの記事では、「根性」「度胸」の違いを分かりやすく説明していきます。

「根性」とは?

「根性」とは?

「根性」「こんじょう」という読み方をする言葉。

「根」「力があって強い働きを持つもの」という意味合いがあり 「性」「性質」ということを指している仏語のために元々は「仏の教えを受ける者としての性質や資質」ということを指しています。

ここから転じて 「その人の本来的に持っている性質」、あるいは「性根(しょうね)」「あるものに特有の性質」という解釈になります。

「度胸」とは?

「度胸」とは?

「度胸」「どきょう」という読み方になりますが、「 物事に動じない心」「肝っ玉(きもったま)」「物事を恐れない心」「気遅れしない精神力」などの意味を持っています。

「根性」と「度胸」の違い

「根性」と「度胸」の違い

ここで「根性」「度胸」の違いを考えてみることにしましょう。

「度胸」「ものごとに対して恐れを感じない精神の強さのこと」を指しており、「ものごとを行う前に恐い気持ちや失敗したらどうなるだろうという場面でも全く気にすることなく立ち向かう強い気持ちのこと」を言っています。

一方の「根性」「人が持っている本来の性質」「逆境に屈しない強い精神のこと」ということで、「ものごとを行っている時に困難なことが立ちはだかっても、めげずに最後までやり遂げようとする強い気持ちのこと」を言っているのです。

このことから「根性」「最後まで諦めない強い気持ち」「度胸」「怖がらない心」と言うことができます。

「根性」の例文

「根性」の例文

では、ここで「根性」の例文を考えてみましょう。

どのような文章があるでしょうか? ・『大した根性だな。あれだけ上司から厳しくシゴ」かれても弱音を吐くことがないんだから。アイツは将来、大物になるかもしれないぞ』
・『どうしてこんなことで弱気になるんだ?もっと根性入れて頑張れよ。そうしないとこれから何もできない人間になってしまうぞ。俺だってそうやってここまで来れ談だから』
「根性」という言葉は最近ではあまり使われることが少なくなってきた感がありますが、忘れなくない姿勢でもあります。

「度胸」の例文

「度胸」の例文

では、次に「度胸」の例文を見ることにしましょう。

どのような言葉になるでしょうか? ・『アイツは本当に度胸が据わっているな。あれだけ怖い人たちに囲まれてしまったら、僕なら全身が奮えてしまって仕方ないよ。眉1つ動かさないんだものな』
・『昨日、肝試しにあの廃屋にみんなでいったんだけど、彼はすごい度胸を持っていたよ。全然怖がっていなかったんだ』
「度胸」の例文を見ると、どんな環境になっても全く動揺していないさまが分かります。

まとめ

まとめ

「根性」「度胸」の意味や違いを説明してきましたが、日常生活を送ったり、仕事をする上でもこのような気持ちで臨みたいものです。

言葉の意味を正しく理解することも大切ですが、これらの言葉の意味を実践できるようになるように努力しましょう。