「才覚」と「才気」の違いとは?分かりやすく解釈

「才覚」と「才気」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「才覚」「才気」の違いを分かりやすく説明していきます。

「才覚」とは?

「才覚」とは?

「才覚」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「才覚」「さいかく」と読みます。

「才覚」「素早く頭を働かせて、物事に対応する能力。

機転」
という意味があります。

何かが起こった時に、素早く頭を働かせることができて、対応できる人は、「才覚のある人」と呼ばれます。

次に、「才覚」には「工夫をすること。

また素早く頭を働かせて、物事を処理すること」
という意味があります。

例えば、スタイリストが目の前にいる人に似あう服を、素早く頭を働かせてあつらえるとき、「人の体型に合わせて、似合う服を才覚できるスタイリスト」などと言います。

さらに「才覚」には「苦心をして金や物を手に入れること」という意味があります。

例えば、月末の支払い日までに3万円苦心をして手に入れる場合、「3万円才覚する」と表現することができます。

「才気」とは?

「才気」とは?

「才気」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「才気」「さいき」と読みます。

「才気」「よく気が付き、巧みに物事を処理する知的な能力のこと」という意味があります。

例えば、映画監督の作品を観たとき、今までになり表現が使われていたり、巧みさを感じられる知的な作品だった場合は、「才気みなぎる監督作品」などと言うことができます。

また仕事をしている時に同僚が物事を巧みに処理しているのを見たとき、「才気あふれる同僚」などと言うことができます。

さらに、知り合いの知的な能力にかなわないと感じたとき、「才気に感服する」などと言うことがあります。

誰かの言動が知的で、物事を巧みに処理する姿を見たとき、「才気」という言葉を使ってみましょう。

「才覚」と「才気」の違い

「才覚」と「才気」の違い

「才覚」「才気」の違いを、分かりやすく解説します。

「才覚」「素早く頭を働かせて、物事に対応する能力。

機転」
という意味があります。

一方で、「才気」「よく気が付き、巧みに物事を処理する知的な能力のこと」という意味があります。

どちらも頭がいい、賢い人、センスを感じさせる人に使う言葉になります。

ただし「才覚」には、「工夫をすること。

また素早く頭を働かせて、物事を処理すること」
という意味があります。

そのため、「才覚のある人」は、「工夫」という能力に比重を置かれて使われることが多く、とにかく知的な才能があることを意味する「才気」とは違った使われ方をされる傾向があります。

このように「才覚」「才気」は、どちらも知的で能力が高い人などに対して使われる言葉になりますが、より「工夫ができる」「頓智がきく」タイプの人に対して、「才覚」という言葉を使う傾向があります。

まとめ

まとめ

「才覚」「才気」の違いについて見てきました。

2つの言葉はとても似ている言葉ですが、物事を工夫して成功に導ける人に対しては、「才覚」という言葉を使ってみてはいかがでしょうか。