「邪魔」と「迷惑」は意味が良く似ていますが、一体どの様に使い分けるのでしょうか。
それぞれの言葉の意味が概要などについても紹介します。
「邪魔」とは?
「邪魔」の意味と概要について紹介します。
意味
「邪魔」は「じゃま」と読み、「ものごとを妨げること」「妨げになるもの」「訪問すること」という意味があります。
何かをするのにそこにあると不都合だったり、不都合を生じさせるもののことを言います。
概要
「邪魔」の語源は仏教用語からきています。
「邪魔」とは、仏教の修行を妨げる悪魔や、仏教の教えをふみにじる悪魔とされています。
この様な行為をされた時に「邪魔が入る」と言い、そこから転じて「はばまれる・妨害される」という意味で使われる様になりました。
「迷惑」とは?
「迷惑」の意味と概要について紹介します。
意味
「迷惑」は「めいわく」と読み、「ある行為が元で、他人に不利益が生じたり、不快な思いをすること」「どうしたら良いのか分からなくなること」という意味があります。
人が感情的に嫌な思いをすることを言います。
概要
「迷惑」の語源も仏教用語からきています。
「迷」は「本来の仏の道に迷うこと」で、「惑」は「途方にくれてとまどうこと」という意味です。
仏教を修行するにあたり、とまどったり行き詰ったりと苦悩することを表します。
そこから転じて「他人に不利益を与える」「他人に不都合が生じる」という意味で使われています。
「邪魔」と「迷惑」の違い!
「邪魔」は、「人が何かをすることを妨げる行為」です。
「迷惑」は、「他人の為に嫌な思いをするという感情」です。
この2つは「行為」か「感情」かという違いがあります。
まとめ
「邪魔」と「迷惑」は、「行為」か「感情」かという違いがいあります。
「邪魔されて迷惑」と言われない様に注意しましょう。