この記事では、「アシナシトカゲ」と「ヘビ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「アシナシトカゲ」とは?
「アシナシトカゲ」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「アシナシトカゲ」は「」と読みます。
「アシナシトカゲ」は、オオトカゲ下目アシナシトカゲ科の爬虫類で、トカゲの仲間になります。
3亜科におよそ13属120種がいて、多くの種類は、四肢を持ちます。
四肢を持つ「アシナシトカゲ」は、「Galliwasp」「Alligator lizard」などと呼ばれるのに対して、無足の種は、「slowworm」「glass lizard」などと呼ばれています。
ヨーロッパの森林や草原地帯などに生息し、地上に住むものもいれば、樹上で暮らすものもいます。
肉食、昆虫食となっています。
特に、足のない無足種が「アシナシトカゲ」として有名で、まるで蛇のような姿をしています。
ただし、顔つきを見ると、明らかにトカゲの特徴が見られます。
トカゲとヘビの違いとして、トカゲにはまぶたがあり、口の横に外耳がありますが、「アシナシトカゲ」にはまぶたがあり、外耳もあります。
また、ヘビのようにとぐろを巻くような、身体の柔らかさがありません。
また、顎を外すことができず、大きな獲物を丸呑みするような行為もすることができません。
「ヘビ」とは?
「ヘビ」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「ヘビ」は「蛇」と漢字表記します。
「ヘビ」は、爬虫綱有鱗目ヘビ亜目の爬虫類の総称になります。
体が細長く、四肢が退化しているという特徴を持ちます。
世界じゅうに分布しており、地上はもちろん、地中、さらには海にまで生息域を広げています。
大きな「ヘビ」は、アミメニシキヘビやアナコンダなどで、10mを超えると言われています。
小さな「ヘビ」は10㎝程度のヘクラヘビなどがいます。
全身が胴にも尾にも見えますが、排出口よりも先が尾で、その前が胴とされており、胴には肋骨があります。
キングコブラのように、強力な毒を使って獲物をしとめるものもいれば、巨大な体で巻き込んで、圧殺したり、窒息死させるものもいます。
顎を外すことができるため、自分よりも大きな獲物を丸呑みすることもできます。
「アシナシトカゲ」と「ヘビ」の違い
「アシナシトカゲ」と「ヘビ」の違いを、分かりやすく解説します。
「アシナシトカゲ」も「ヘビ」も四肢がないという特徴を持ちますが、「アシナシトカゲ」はあくまでも「トカゲ」という大きな違いがあります。
そのため、「アシナシトカゲ」は「ヘビ」が持たないまぶたや、外耳を持ち、一方で、体が硬いためとぐろを巻けなかったり、顎を外すことができないため、獲物を丸呑みすることができないという違いがあります。
よく顔を見ると、「アシナシトカゲ」は明らかに「トカゲ」のようなシュッとした顔をしているため、違いに気づくことができるでしょう。
まとめ
「アシナシトカゲ」と「ヘビ」の違いについて見てきました。
見た目はよく似ていますが、「アシナシトカゲ」は「トカゲ」で、「ヘビ」とは違うことが分かりました。