「クレヨン」と「パステル」の違いとは?分かりやすく解釈

「クレヨン」と「パステル」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「クレヨン」「パステル」の違いを分かりやすく説明していきます。

「クレヨン」とは?

「クレヨン」とは?

「クレヨン」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「クレヨン」「crayon」とフランス語で表記します。

「クレヨン」「溶かした蝋と、顔料を混ぜて棒状にした画材のこと」という意味があります。

「クレヨン」は19世紀にフランスで発明されたとされています。

日本では大正時代に普及しました。

「クレヨン」は、水彩絵の具のように、水入れやパレット、筆などを用意する必要がなく、いきなり描き始めることができます。

また、色鉛筆のように、削って芯をとがらせる必要がないため、小さな子供の画材として使われる傾向があります。

「クレヨン」から生まれた「オイルパステル」の製法を生かして作られて、柔らかい「クレヨン」が、現在の日本で普及しています。

太い線を描いたり、広い面を塗るのに適している「太巻き」のものや、石鹸で落とすことができる「水性」「クレヨン」などが発売されています。

「パステル」とは?

「パステル」とは?

「パステル」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「パステル」「pastel」と英語表記します。

「パステル」「塗り固める」という語源があると言います。

「パステル」「顔料を粉末状にして、粘着剤で固めた画材」のことを指します。

絵画に用いられることが多く、「パステル」を削り、粉末状にして紙に塗ったり、棒状の「パステル」で直接絵を描いたり、色を塗ったりします。

ただし、「パステル」は紙の表面を覆うことはできますが、固着力が弱いため、フィキサチーフと呼ばれる絵画用の定着液を吹き付けて、定着させる必要があります。

「パステル」で描いた絵を「パステル画」と呼びます。

顔料に少量の粘着剤を混ぜた「ソフトパステル」や、多めの粘着剤を混ぜて作った「ハードパステル」、またパステルを鉛筆の芯のように加工した、「パステル鉛筆」や、顔料に油性材を混ぜた「オイルパステル」などがあります。

「クレヨン」と「パステル」の違い

「クレヨン」と「パステル」の違い

「クレヨン」「パステル」の違いを、分かりやすく解説します。

「クレヨン」「溶かした蝋と、顔料を混ぜて棒状にした画材のこと」という意味があります。

「パステル」「顔料を粉末状にして、粘着剤で固めた画材」という意味があります。

「クレヨン」は蝋などの粘着剤が多く使われているのに対して、「パステル」は粘着剤が少ないという違いがあります。

そのため、「クレヨン」は、描いた後、髪に定着しやすいため、後処理をする必要がありませんが、「パステル」はフィキサチーフを吹き付けるなど、後処理をして定着させる必要があります。

また「パステル」は、混色や重色しやすいのに対して、「クレヨン」はそれが難しいという違いもあります。

まとめ

まとめ

「クレヨン」「パステル」の違いについて見てきました。

2つの言葉の意味の違いを知り、「クレヨン」「パステル」を使いわけてみてはいかがでしょうか。