この記事では、「パラグアイ」と「ウルグアイ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「パラグアイ」とは?
南アメリカ中央南部に位置する国です。
正式名称はパラグアイ共和国です。
首都はアスンシオンで、面積は 406752平方キロメートルです。
内陸に位置しており、ブラジル、ボリビア、アルゼンチンに接しています。
中央部にはパラグアイ川が流れており、この川によって東西に分かれています。
人口の約97%が東部に集中しており、西部は過疎です。
土地は東部には森林と肥沃な土地が広がり、西部は乾燥した疎林地帯が広がっています。
この国は、マテ茶とコーヒーが有名です。
マテ茶とは、モチノキ科の常緑樹のマテチャノキの葉を乾燥させたものです。
ミネラルが豊富に含まれているといわれています。
現地の人たちが飲んでいます。
日本でも乾燥させた茶葉やペットボトル入りのものが販売されています。
コーヒーはプランテーションされています。
しかし、コーヒーの生産国として有名なブラジルほどの生産量ではなく、主要輸出品目にはなっていません。
輸出量が多い品目には、大豆、トウモロコシ、牛肉、コメの名が並んでいます。
大豆は家畜の飼料、人間の食糧、大豆油にして食用・工業用など、さまざまな用途に使用されます。
また、近年は健康食品として注目されている、甘味料のステビアの生産も行われています。
「パラグアイ」の使い方
南アメリカ中央南部に位置する、パラグアイ共和国を指して使用する言葉です。
「ウルグアイ」とは?
南アメリカ南東部に位置する国です。
正式名称はウルグアイ共和国になります。
首都はモンテビデオ、面積は176220平方キロメートルです。
南は大西洋に接し、国境はブラジルとアルゼンチンに接しています。
高山はなく、風を遮るものがないため、冬は南極からの冷気の影響を受け、夏はブラジルからの熱気の影響を受けます。
一番暑い時期は6月、一番寒い時期は1月です。
牧畜が盛んで、羊毛と牛肉を生産しています。
食事は肉を食べることが多く、肉を使った料理にはアサード、チュラスコ、チョリソなどがあります。
また、イタリアからの移民が多いため、スパゲッティ類も食べられています。
飲み物はマテ茶がよく飲まれています。
マテ茶とともにお菓子を食べることもあり、お菓子にはアルファフォールやトルタフリッタなどがあります。
「ウルグアイ」の使い方
南アメリカ南東部に位置、ウルグアイ共和国を指して使用する言葉です。
「パラグアイ」と「ウルグアイ」の違い
どちらの国も南アメリカに位置しており、名前が「パラ」グアイ、「ウル」グアイと似ていますが、同じ国ではありません。
位置する場所や気候などに違いがあります。
似ている点は名前の他に、マテ茶が飲まれていることです。
まとめ
名前が「パラ」「ウル」の部分が違うだけで似ており、南アメリカに位置する点も似ていますが、それぞれ別の国です。