この記事では、「マグマ」と「溶岩」の違いを分かりやすく説明していきます。
2つの言葉にはどのような違いがあるでしょうか。
「マグマ」とは?
「マグマ」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「マグマ」は「天体を構成する個体が、内部に溶融しているもの」という意味があります。
天体の一つである地球にも「マグマ」があります。
「マグマ」は岩石が溶けたもので、「ケイ酸塩鉱物」が主な成分となっています。
「マグマ」には含まれる成分の違いによって、「安山岩質マグマ」、「玄武岩マグマ」、「デイサイト室マグマ」「流紋岩室マグマ」などに区別することができます。
地球の内部の温度は、地下深くなるほど高くなっていきます。
そのため高音部に近づくと、岩石が溶けて液体状になり、「マグマ」となります。
火山の噴火などにより、「マグマ」は地表に出ます。
地表は内部に比べると気温が低いため、冷却されて固まり、噴火によって地表に出たもの、固まったものは「溶岩」と呼ばれるようになります。
「マグマが地表に吹き出した」「地球の中心近くには、たくさんのマグマがある」などという文章を作ることができます。
「溶岩」とは?
「溶岩」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「溶岩」は「ようがん」と読みます。
「溶岩」は「地下のマグマが、溶融状態で、地表の火口からふきだしているもの。
またそれが、冷却し固まってできた岩石のこと」という意味があります。
地球の地下に溜まっている「マグマ」が、火山の噴火などによって、地表にふきだしたものを、「溶岩」と言い、さらに固まって岩となったものも「溶岩」と呼びます。
「溶岩」は「パホイホイ溶岩」、「アア溶岩」、「塊状溶岩」の3種に区別することができます。
パホイホイ溶岩は、ハワイのキラウェア火山などに見られるもので、「アア溶岩」は、三宅島などに見ることができます。
塊状溶岩は浅間山に見ることができます。
「マグマ」と「溶岩」の違い
「マグマ」と「溶岩」の違いを、分かりやすく解説します。
「マグマ」は「天体を構成する個体が、内部に溶融しているもの」という意味があります。
一方の「溶岩」は「地下のマグマが、溶融状態で、地表の火口からふきだしているもの。
またそれが、冷却し固まってできた岩石のこと」という意味があります。
岩が地中の高温により、ドロドロになったものが「マグマ」で、それが地表の出てきたとき、「溶岩」となります。
つまり、「マグマ」と「溶岩」は同じもので、地中にいるときは「マグマ」で、地表出てくると「溶岩」と呼ばれるという違いがあります。
このように「マグマ」と「溶岩」は、場所によって、名前が変わるという以外がありました。
まとめ
「マグマ」と「溶岩」の違いについて見てきました。
地中にあるドロドロした岩石が「マグマ」で、火山の噴火などにより、地表に出てきた「マグマ」は、「溶岩」と呼ぶことが分かりました。
2つの言葉の意味の違いを知ることで、きちんと使い分けることができるようになりそうです。