皆さんは「酵母」と「酵素」がどのようなものかご存知でしょうか?
そこでこの記事では、「酵母」と「酵素」の違いを分かりやすく説明していきます。
「酵母」とは?
「酵母」は「こうぼ」と読みます。
この「酵母」は「糖分をアルコールと炭酸ガスに分解してくれる微生物のこと」を指しており、「植物・樹液、野菜・果物の表面や空気中など自然界のさまざまなところに存在しているのです。
「酵素」とは?
「酵素」は「こうそ」という読み方になりますが、「生物が生きていく上で必要不可欠な物質で生体内で合成されるたんぱく質の1つのこと」を意味しています。
人間の体内では3000種類以上もの「酵素」があることが知られていますが、それぞれの酵素は1つ種類で1つの働きだけを行っています。
まら、「酵素」は大きく消化酵素と代謝酵素の2つに分けられ胃もたれを軽くしてくれる役割も担っているのです。
「酵母」と「酵素」の違い
では、ここで「酵母」と「酵素」の違いを見て行きましょう。
どのような違いがあるのでしょうか?
「酵母」は生物で餌を食べてその栄養を呼吸をして排泄したり、分裂・増殖・生殖もしています。
一方の 「酵素」は生き物ではなくタンパク質で構成されています。
餌を食べることはありませんし、呼吸・排泄・分裂・生殖など生物としての活動はしないのです。
「酵母」の例文
では、ここで「酵母」の例文を見ていきましょう。
具体的には以下のようなものがあります。
・『酵母は地球上のいろいろなところに生息しているんだけど、なんど1000種類以上もいるって知ってた?特に天然酵母って、自然界にある酵母をじっくりと時間をかけて培養して作られたものなんた。天然だからいろんな菌が含まれてて、昔は家庭で作られていた味噌や醤油、濁り酒などまで家の蔵で自生している天然酵母を使って作られていたんだ』
・『酵母は、味噌や醤油、お酒など親父たちが好んできた発酵食品を作ってくれたってさ。僕らがあまり意識することなんてないけど、結構身近な存在かもしれないね。でも酵母ってすごく小さくて5ミクロンくらいの大きさだから肉眼で見ることができなんだよね。まるで僕のように単細胞だってことさ。あはは』
「酵素」の例文
続いて「酵素」の例文を見ていきましょう。
文章には以下のようなものが考えられます。
・『酵素って、そのほとんどがたんぱく質で構成されているって先生から教えられたよ。だから他のたんぱく質と同じように加熱すると構造が変化していって酵素の機能が失われるってさ。覚えていた方がいいと思うよ』
・『酵素って限られた環境の中でしか働くことができないんだ。でも、酵素の多くは人間や動物の身体の中で働くから摂氏35度から40度の温度で一番活動しているみたいだよ。しかもそれぞれの酵素はある特定の条件の中でしか働くことができないんで、すごくデリケートなんだよね。まるで僕みたいだと思わない?』
まとめ
ここまで「酵母」と「酵素」の意味や違いを説明してきました。
あまり意識することがないものですが、これを機会にチェックしておきたいものです。
