この記事では、「配信者」と「実況者」の違いを分かりやすく説明していきます。
「配信者」とは?
各マスコミ機関や放送局などに情報を届ける、通信社・新聞社・放送局などのこと。
インターネットを利用して、音楽・動画・情報などを送信する人のことです。
「配信」には2つの意味があります。
ひとつは、通信社・新聞社・放送局などが、マスコミや官庁などに入手した情報やニュースを送ること、新聞社の本社から支社に、放送局の親局から地方局に情報を送ることです。
もう一つは、インターネットを利用して、個人や企業が音楽・動画・情報などを送信することです。
こういったことをする人を「配信者」といいます。
動画投稿サイトのことで説明をします。
動画投稿サイトでは、さまざま動画を視聴することができます。
視聴ができるのは、誰かが動画をそのサイトに投稿したからです。
投稿した人のことを「投稿者」ということもありますが、「配信者」ともいいます。
投稿をすることで配信されるからです。
「配信者」の使い方
インターネットを利用して、音楽・動画・情報などを送信する人を指して使われています。
「実況者」とは?
実況をする人のことです。
「実況」には、現実そのものの姿という意味があります。
現実のありのままの姿を伝える人が「実況者」です。
テレビで放送されるプロ野球の試合は、選手がプレーをしている姿とともに、応援とは別の人の声が入っています。
選手がどのようなプレーをしたのか、今どのような状況になっているのかを説明しています。
この声の人が「実況者」です。
動画投稿サイトのことで説明をします。
動画によっては、映像だけでなく、声も一緒に流れていることがあります。
その声もいろいろとあり、たとえばトレーニング系だとどのようにやるのか説明する声、動物の姿の動画だと、その動物が今何をしたと説明する声が入っています。
「実況者」は後者の声の人です。
前者は解説になりますが、後者はありのままを伝えている実況になります。
「実況者」の使い方
現実の通りの姿を伝える人を指して使用する言葉です。
「配信者」と「実況者」の違い
「配信者」は情報を送る人です。
「実況者」は状況を伝える人です。
動画のことでいうと、動画を送信した人が「配信者」で、動画の中で現実のありのままの姿を伝えている人が「実況者」です。
「配信者」と「実況者」が同一人物である場合もあります。
「配信者」の例文
・『人気を獲得している配信者』
・『この配信者の動画をいつも見ている』
・『私が好きな配信者には同じような傾向がある』
・『動画配信者』
「実況者」の例文
・『実況者として活躍している』
・『ゲームの実況者』
・『わかりやすいと定評の実況者』
・『実況者に求められること』
まとめ
「配信者」は情報を送信する人、「実況者」は現在の姿を伝える人で、2つの言葉の意味は異なります。
しかし、同一人物がこの2つのことを行っている場合があります。