「ふんだくる」と「巻き上げる」の違いとは?分かりやすく解釈

「ふんだくる」と「巻き上げる」の違い言葉・カタカナ語・言語

皆さんは「ふんだくる」「巻き上げる」という言葉がどのような意味を持っているのかご存知でしょうか?

そこでこの記事では、「ふんだくる」「巻き上げる」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ふんだくる」とは?

「ふんだくる」とは?

「ふんだくる」とは「金品などを乱暴に取り上げる」「ひったくる」「奪い取る」「力ずくで奪い取る」「強奪する」といったような意味を持っている言葉です。

「巻き上げる」とは?

「巻き上げる」とは?

「巻き上げる(まきあげる)」「騙したり脅かしたりして金や物を取り上げる」という意味を持つ言葉です。

この他には「巻いて上にあげる」「風などが渦を巻くようにして物を吹き上げる」という意味もあるのですが、実際には「金品を脅して取り上げる」という意味で使われることが多いでしょう。

「ふんだくる」と「巻き上げる」の違い

「ふんだくる」と「巻き上げる」の違い

では、ここで「ふんだくる」「巻き上げる」の違いを見ていきましょう。

どのような違いがあるのでしょうか? 「ふんだくる」「巻き上げる」ともに「金銭や物を取り上げる」という意味があるのですが、「巻き上げる」「騙して取る」というニュアンスがあり、 「ふんだくる」「騙して取る」だけでなく「力づく・強引に・乱暴で取り上げる」というニュアンスを持っているのです。

「ふんだくる」の例文

「ふんだくる」の例文

では、ここで「ふんだくる」の例文を見ていきましょう。

どのような文章になるでしょうか? ・『まいったよ。金儲けができるからと言われて全財産をふんだくられたんだ。でも、僕を騙した男はトンズラされて今、消息不明なんだ。本当に自分が馬鹿だったなと反省しているよ』
・『木下さんがこの前、お金だけじゃなくて高級バッグもふんだくられたって聞いた?どうも騙した相手って、結婚詐欺で捕まったってさ。彼女も被害者なんだけど、騙された方が悪いのかもしれないね』
例文を見ると、「ふんだくる」という言葉には詐欺的な意味合いで使われている感じがします。

「巻き上げる」の例文

「巻き上げる」の例文

次に「巻き上げる」の例文を考えてみましょう。

具体的には以下のような文章が挙げられます。

・『この前、歌舞伎町で飲んでいたんだけど、精算しようとしたら20万円も巻き上げられてしまった。

完全いぼったくりバーだったんだ。まさかあんなところで脅されるなんて自分でも情けなくなってしまうよ。お前も気を付けた方がいいぞ』
・『高校の時に上級生からお金をかなり巻き上げられてきた経験があるんだ。あの頃の俺はとても気が弱くて先輩たちに反抗する勇気もなかったな。今振り返るともっと勇気を出して戦っておけばよかったなと思ったけど、あの時に経験が今に活かされているかもね』

まとめ

まとめ

ここまで「ふんだくる」「巻き上げる」の意味や違いを説明してきました。

この2つの言葉には「金品を取られる」という意味がありますが、何れにしてもこのような場面に出くわしたなら、断固して毅然な態度で反抗することが大切なことかもしれません。