「奇人」と「変人」の違いとは?分かりやすく解釈

「奇人」と「変人」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「奇人」「変人」の違いを分かりやすく説明していきます。

「奇人」とは?

「奇人」とは?

奇人とは、きじんという読み方をすべき言葉です。

漢字で記されたこの言葉を目にすれば理解出来る事ですが、普通とは違うや珍しいといった意味の奇の漢字に、ひとという意味がある人の漢字を付け足す事で完成した言葉となっています。

だからこそ奇人は、性格や言動が普通とは違っている人を表すのです。

「奇人」の使い方

奇人は、人間としての気質がかなり風変わりな人を表現する言葉として使われています。

しかも奇人は、言動がかなり突飛だったり変わっている等して、常人には理解し難いというかなり変わった性質を持つ人に対して使われる事が多い言葉です。

この様に風変わりさの程度がかなり大きな人物に対し、この奇人という言葉は用いられています。

「変人」とは?

「変人」とは?

変人とは、へんじんという読み方をする言葉です。

文字で書かれたこの言葉を見れば明らかな事ですが、普通とは違っている様や様子がおかしいといった意味を持っている変の文字に、にんげんという意味を有する人の文字を組み合わせる事で成立した言葉となっています。

そのため変人は、性格や言動が普通の人とは違った所がある人や変わり者を示すのです。

「変人」の使い方

変人は、普通の人とは違った部分を持つ人に対して使用される事が多い言葉となっています。

あくまで風変わりな一面を持つ人物に用いられる言葉であり、変わり者としての程度はそこまで大きくはないです。

なのでこの変人という言葉は、日常生活の中でもそれなりに見聞きする機会のある言葉だったりします。

特に1つの研究に没頭する様な人に対して、この変人という言葉が使われる事が多く、一般的に見ても狂気と言える程の変わり者振りではない人に対して使用される事が少なくありません。

「奇人」と「変人」の違い

「奇人」と「変人」の違い

奇人と変人は文字で表記された言葉を見比べれば即座に分かる様に、最初の文字が奇か変かという明らかな違いがあります。

ですが2文字目は同じ人であり、どちらも風変わりな人物といった意味を持つ言葉なので、混同してしまう恐れのある言葉同士と言えるのです。

ただし奇人は、人間としての性質自体がかなり変わった人物を示す際に使われる言葉となっています。

一方の変人は、普通の人とは違う風変わりな一面を持つ人物に対し、用いられる言葉です。

「奇人」の例文

「奇人」の例文

・『奇人と呼ばれるだけあって、彼の言動は常人の私にはまるで理解出来ません』

「変人」の例文

「変人」の例文

・『突き詰めて行けば、誰もが変人と呼べる様な一面を持っているはずです』

まとめ

まとめ

2つの言葉は、同じ人の漢字が使用されている上に、風変わりな人物を示す言葉として使われています。

ですが最初の文字が奇と変という違いがあるお陰で、表す意味合いにも違いが生じているのです。

まず奇人は、人間としての性質自体が普通の人と違っており、かなり風変わりな人に対して使われる言葉となっています。

対する変人は、あくまで普通の人とは違う変わった一面を持っているという人を、表現したい時に用いるべき言葉です。