この記事では、「弥生時代」と「縄文時代」の違いを分かりやすく説明していきます。
「弥生時代」とは?
「弥生時代」の意味と概要について紹介します。
「弥生時代」の意味
「弥生時代」は、「やよいじだい」と読みます。
意味は「縄文時代の終わりから3世紀までの時代で、稲作が始まり、金属製の土器が使われる様になった時代のこと」です。
「弥生時代」の概要
「弥生時代」は、縄文時代の終わりである紀元前3世紀頃から、3世紀頃までの時代のことです。
当時の日本では農耕や稲作が始まり、米が主食になりました。
金属製の土器が作られる様になり、より強力な武器が作られる様になったのです。
リーダー格となる人物が登場して、村落としてまとまり始めたのはこの頃からで、カリスマ的存在として「邪馬台国」の「卑弥呼」が現われました。
尚、この頃に作られた土器は比較的模様が少ない「弥生式土器」と呼ばれています。
「縄文時代」とは?
「縄文時代」の意味と概要について紹介します。
「縄文時代」の意味
「縄文時代」は「じょうもんじだい」と読みます。
意味は、「紀元前3世紀前に栄えた時代で、狩猟や採集により生活、移住を繰り返していた時代のこと」です。
「縄文時代」の概要
「縄文時代」は、紀元前3世紀頃まで栄えた時代で、氷河期が終わって日本の国土が形成された頃のことです。
人は洞窟などに住み、狩猟や採集により食料を得ていました。
道具は木製で、特に身分の格差などはなかったと言われています。
後期からは竪穴式住居に住む様になり、稲作も始まりました。
この頃作られた土器は独特の縄目模様であることから「縄文式土器」と言われ、「縄文時代」の由来になりました。
「弥生時代」と「縄文時代」の違い!
「弥生時代」は「縄文時代に続く時代で、稲作が始まった時期のこと」です。
「縄文時代」は「紀元前の時代で、狩猟や採集で暮らしていた時期のこと」です。
まとめ
今回は「弥生時代」と「縄文時代」の違いをお伝えしました。
「弥生時代は稲作」、「縄文時代は狩猟と採集」と覚えておきましょう。