「器量」と「度量」の違いとは?分かりやすく解釈

「器量」と「度量」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「器量」「度量」の違いを分かりやすく説明していきます。

2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。

「器量」とは?

「器量」とは?

「器量」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「器量」「きりょう」と読みます。

「器量」「あることをするのにふさわしい、能力や人徳」という意味があります。

例えば、指導者としてふさわしい能力や人徳を持つ人は、「指導者にふさわしい器量の持ち主」と言うことができます。

そう思えない場合は、「指導者にふさわしい器量の持ち主とは思えない」などと言うことになります。

また「器量」には、「その人の才徳に対して、世間が与える評価」という意味があります。

「面目(めんぼく)」と言い換えられるかもしれません。

「仕事を成功させて、器量を上げる」などという使い方をすることができます。

次に「器量」には、「顔立ちや容貌」という意味があります。

例えば、とても美しい顔立ちの女性が同じクラスにいる場合、「同級生に、器量の良い女子がいる」などと言うことができます。

「度量」とは?

「度量」とは?

「度量」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「度量」「どりょう」と読みます。

「度量」「他人の言行を良く受け入れる、広くおおらかな心」という意味があります。

誰かが何かを言った時、耳をふさがず、受け入れられる心の持ち主のことを「度量が広い人」などと言います。

例えばビジネスシーンで、部下の提言を快く受け入れて、仕事に生かすことができる人は、「度量の広い人」と呼ばれ、「部長は度量が広い人だから、好い提案なら受け入れてくれるよ」などという文章にすることができます。

一方で、人から何かを言われたとき、どんなにいいことでも受け入れられない人がいます。

このような人に対して「度量が乏しい人」と言い、「もう少し度量を広くしないと、出世できないよ」などと苦言を呈することがあるかもしれません。

「器量」と「度量」の違い

「器量」と「度量」の違い

「器量」「度量」の違いを、分かりやすく解説します。

「器量」「あることをするのにふさわしい、能力や人徳」という意味があります。

「度量」「他人の言行を良く受け入れる、広くおおらかな心」という意味があります。

どちらの言葉も、人の大きさを表しています。

「器量」の場合は、何かを成し遂げることができる能力や人徳を示唆し、「度量」は人の言行を受けいれられることのできる心を示唆します。

「器量の持ち主」「能力や人徳が高い人」を意味し、「度量の持ち主」は、「広い心を持つ人」を意味するという違いがあります。

さらに「器量」は、「女性の容姿」について意味することが多いという違いがあります。

まとめ

まとめ

「器量」「度量」の違いについて見てきました。

どちらも誉め言葉として使うことが多く、人間としての大きさについて語るような言葉になります。

しかし、2つの言葉には、明確な意味の違いがあるため、違いを知っておきましょう。