「滑り止め」と「併願」の違いとは?分かりやすく解釈

「滑り止め」と「併願」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、受験における「滑り止め」「併願」の違いを分かりやすく説明していきます。

「滑り止め」とは?

「滑り止め」とは?

「滑り止め」は、本命と定めた志望校に合格できなかった時の為に受験する、第二志望以下になる学校に対して使う言葉です。

何故この言葉で表現されるのかと言えば、全て落ちて(滑って)しまうという結果にならない為に、どこかで引っ掛かるようにという意味からだと考えてください。

A大学が第一志望ながら、「滑り止めとしてB大学やC大学の受験しておく」という具合に使われる言葉で、自分のレベルならまず確実に合格できるだろう思われる対象がこれに選ばれます。

ただし、それらも含めて全てに落ちてしまうという場合もない訳でもありません。

よって、確実なものとは言えず、「滑り止め」として受験する対象の選択はとても大切になります。

「併願」とは?

「併願」とは?

「併願」(へいがん)とは、いくつかの学校を受験することです。

1つしか受験しない場合には、別の「単願」(たんがん)という言葉が使われます。

よって、本命となる学校以外にもいくつかを受験することの表現になりますが、「一応併願だが、○○大学が第一志望だ」のように、その中でも本命はどこだという使い方が多いです。

大学受験において、私立大学は受験日程さえ被っていなければ、いくつでも「併願」することができます。

ただし、国公立の大学は原則的に一校しか受験できない為(中期日程、後期日程での募集があれば別ですが、それらにはあまり期待しないものです)、その大学にしか興味がない(他の大学に行く気はない)という訳でなければ、どこかの私立大学と「併願」しておくのが一般的です。

「滑り止め」と「併願」の違い

「滑り止め」と「併願」の違い

「滑り止め」「併願」の違いを、分かりやすく解説します。

「併願」となるいくつかの受験対象の学校のうち、本命以外が「滑り止め」と呼ばれると考えていいでしょう。

3つの大学の受験時には、本命、滑り止め1、滑り止め2のような呼び方をされることが多く、順に希望の大学だという意味になります。

まとめ

まとめ

「滑り止め」「併願」は、このような違いになります。

「滑り止め」だからといって、油断しているとそこも滑ってしまうことがあるので注意が必要です。