「迎合」と「追従」の違いとは?分かりやすく解釈

「迎合」と「追従」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「迎合」「追従」の違いを分かりやすく説明していきます。

「迎合」とは?

「迎合」とは?

「迎合」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「迎合」「けいごう」と読みます。

「迎合」「自分の考えを曲げてでも、他の人が気に入るように調子を合わせること」という意味があります。

誰にでも独自の考えがあるかもしれませんが、誰かの前で孫考えを捨てて、気に入られようとするのを見たとき、「迎合」という言葉を使ってみましょう。

例えば、プロ野球の巨人ファンの人が、上司が阪神ファンだと知り、阪神のふりをして話をしている様子は、「阪神ファンの上司に迎合する巨人ファンの社員」という文章にすることができます。

また、本当はクラシック音楽の作曲をしたいのに、時代に合わせてポップスの作曲をする場合は、「時代に迎合した作曲家」などと言われるかもしれません。

他にも、権力者に調子を合わせる場合は、「権力に迎合する」と表現でき、若い人たちに気に入られようと調子を合わせる人を見たとき、「若者に迎合する」と言うことができます。

「追従」とは?

「追従」とは?

「追従」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「追従」「ついじゅう」と読みます。

「追従」「後に付き従うこと。

人の意見に従うこと」
という意味があります。

例えば、クラスの番長にいつも付き従っているような生徒がいる時、「番長に追従する生徒」と言うことができます。

また、同じ会社の同僚の中に、上司の意見に従ってばかりいる社員がいる時、「あいつは、上司に追従ばかりしている」などと言われるかもしれません。

さらに、尊敬する先生がいるとき、先生の意見に従い、精進しようとするかもしれません。

このような時、「一生、先生に追従しようと誓う」などという文章にすることができます。

「迎合」と「追従」の違い

「迎合」と「追従」の違い

「迎合」「追従」の違いを、分かりやすく解説します。

「迎合」「自分の考えを曲げてでも、他の人が気に入るように調子を合わせること」という意味があります。

一方で、「追従」「後に付き従うこと。

人の意見に従うこと」
という意味があります。

どちらも、他人の意見に合わせるニュアンスのある言葉になります。

ただし「迎合」は、他者に気に入られたいという動機があるのに対して、「追従」には、そのような動機が見られません。

また、「迎合」は、自分の考えを曲げるという意味があるのに対して、「追従」の場合は、そもそもしっかりした考えを持っているのか定かではないという違いがあります。

このように、自分の考えがあるのに、好かれたい気持ちで相手の考えに合わせる場合は、「迎合」を使い、単純に相手の意見に従うような場合は「追従」という言葉を使ってみましょう。

まとめ

まとめ

「迎合」「追従」の違いについて見てきました。

2つの言葉には、明確な意味の違いがありました。

意味の違いを知ることで、きちんと使い分けることができるようになりそうです。