この記事では、「迎撃」と「反撃」の違いを分かりやすく説明していきます。
「迎撃」とは?
「迎撃」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「迎撃」は「げいげき」と読みます。
「迎撃」は、「攻めてくる相手を迎え撃つこと」という意味があります。
戦争をしている時、敵国が戦闘機で本土へ攻め込んでくるのを、ミサイルで迎え撃つ場合、「敵国の戦闘機をミサイルで迎撃する」という文章にできます。
また、ボクシングの試合をしている時、相手のジャブを左フックで迎え撃つ場合は、「ジャブを左フックで迎撃する」などと言うことができます。
さらに、戦国時代の武将が、領土の攻め込んでくる敵の武将を迎え撃つため、どのような作戦を取るか考えるような場面は、「敵武将の攻撃に対抗する、迎撃作戦を立てる」などと「迎撃作戦」というフレーズを使うことができます。
攻め込んだ時に、迎え撃つ攻撃をかわす場合は、「敵の迎撃をかわし、さらに攻撃する」などという文章にすることができます。
「反撃」とは?
「反撃」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「反撃」は「はんげき」と読みます。
「反撃」は「敵の攻撃に対して、防御にとどまらず攻め返すこと」という意味があります。
敵から攻撃されたときに、防御をするだけでなく、攻め返すところまでいった場合は「反撃」という言葉を使うことができます。
例えば、プロ野球の試合で、ノーアウト満塁の場面を無失点に切り抜けて、次の回で得点を挙げる時、「ノーアウト満塁のピンチを防ぎ、反撃に転じた」などという文章にすることができます。
また、果し合いで、一方的に殴られている場面から、攻撃に転じたとき、「果し合いで反撃に転じる」などと言うことができます。
さらに、弱い相手だと思ってなめながら攻撃をしていたら、攻め返されて焦った場合は、「反撃されて浮足立つ」などと表現することができます。
「迎撃」と「反撃」の違い
「迎撃」と「反撃」の違いを、分かりやすく解説します。
「迎撃」は、「攻めてくる相手を迎え撃つこと」という意味があります。
一方「反撃」は「敵の攻撃に対して、防御にとどまらず攻め返すこと」という意味があります。
どちらも攻撃されたときの反応に関する言葉になります。
「反撃」は、攻められて防御をした後、攻撃に転じるという意味がありますが、「迎撃」は、敵に攻められることを予期して、迎え撃つことを意味する言葉になります。
そのため、「反撃」の場合は、攻撃されてから、攻撃仕返すまでタイムラグがありますが、「迎撃」の場合は、攻撃されるとほとんど同じタイミングで、攻撃をするという違いがあります。
まとめ
「迎撃」と「反撃」の違いについて見てきました。
「迎撃」は、敵の攻撃を予期して、同じタイミングで攻撃するのに対して、「反撃」は、敵の攻撃を防御し、それから攻撃するという違いがありました。
意味の違いを知ることで、きちんと使い分けることができるようになりそうです。
