「ダメ出し」と「指摘」の違いとは?意味を詳しく解釈

「ダメ出し」と「指摘」の違い言葉・カタカナ語・言語

「ダメ出し」「指摘」は意味が似ていますが、どの様に使い分けたら良いのでしょうか。

それぞれの言葉の意味と使い方、違いについて紹介します。

「ダメ出し」の意味や使い方

「ダメ出し」の意味や使い方

「ダメ出し」の意味や使い方について紹介します。

意味

「ダメ出し」の意味は以下の2つです。

1つ目は「欠点や弱点などを指摘すること」という意味です。

「ダメ出し」は元々、演劇や芸能用語であり、演出者が台本や役者の演技について悪い点を注意することからきています。

そこから転じて日常的に人の悪い点をはっきりと言うことに対して使われる様になりました。

2つ目は「仕事などのやり直しを命じること」という意味で、悪い点を伝えて改善させることを言い、ビジネスでよく使われます。

使い方

「ダメ出し」は名詞であり、文末に使う時には動詞を伴って「ダメ出しする・した」になります。

元々は「ダメを出す」という表現でしたが、最近では「ダメ出しする」として使われています。

「ダメ出し」は上の立場の人が下の人に対して「NG」を出すことを言います。

絶対的な意味があり、周囲は従うしかありません。

「指摘」の意味や使い方

「指摘」の意味や使い方

「指摘」の意味や使い方について紹介します。

意味

「指摘」の意味は「大切な点や欠点などを具体的に挙げて示すこと」という意味です。

ビジネスにおいて使うことが多く、矛盾している点やそのまま放置しておくと後で問題になりそうな点を取り上げて伝えることを言います。

使い方

「指摘」は名詞であり、文末に使う時には動詞を伴って「指摘する・した」になります。

ビジネスで目上の人に注意された場合には「ご指摘」と言います。

「指摘」は、必ずしも悪い意味ではなく、注意点や重要な点などを取り上げて、今後役立てる為にも使われる言葉です。

「ダメ出し」と「指摘」の違い

「ダメ出し」と「指摘」の違い

「ダメ出し」は、「良くない、却下などネガティブな批判」を表します。

「指摘」は、「改善する為のポジティブなアドバイス」を表します。

2つの違いは「ネガティブかポジティブか」という点です。

「ダメ出し」を使った例文と意味を解釈

「ダメ出し」を使った例文と意味を解釈

「ダメ出し」を使った例文と意味を解釈します。

例文1

「プレゼンのリハーサルで上司からダメ出しをされた」

プレゼンのリハーサルをしていたところ、上司から内容や構成などについて注意され、作り直す羽目になったことを表しています。

例文2

「せっかく仕上げた企画書にダメ出しを食らった」

一生懸命仕上げた企画書を却下されてしまい、やり直しを命ぜられたことを表しています。

「指摘」を使った例文と意味を解釈

「指摘」を使った例文と意味を解釈

「指摘」を使った例文と意味を解釈します。

例文1

「先輩からミスを指摘されて慌てて修正した」

仕事の書類にミスがあるのに提出してしまい、先輩から注意されて気付き慌てて直したことを表しています。

例文2

「友人から欠点を指摘されて思わずキレてしまった」

飲み会などで酔った拍子に友人から自分の欠点について色々と言われ、「何もそこまで言う必要はないだろう」と怒って大ゲンカになってしまったことを表しています。

まとめ

まとめ

「ダメ出し」「指摘」「ネガティブ・ポジティブ」な意味で使い分けられます。

人に対しては「ダメ出し」ではなく「指摘」をする様にしましょう。