この記事では、「進捗率」と「達成率」の違いを分かりやすく説明していきます。
2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「進捗率」とは?
「進捗率」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「進捗率」は「しんちょくりつ」と読みます。
「進捗率」は、「作業がどの程度進捗しているのか、その度合い」という意味があります。
作業の進み具合を示す、数字のことを意味します。
ちなみに「進捗」は、「物事がはかどること」という意味があります。
そのため、「工事の進捗率を見る」という場合は、現在手掛けている工事が、どの程度はかどっているか、その指標をチェックすることという意味があります。
工事全体に対して、工事が終わった分が半分だとしたら、「進捗率は50パーセント」となります。
また、会社で与えられた仕事があり、上司からどの程度終わっているか尋ねられた時、3割ほど終わっているとしたら、「進捗率はだいたい、30パーセントくらいです」と答えることができます。
このように、仕事の進み具合などを割合で示す言葉を「進捗率」と言います。
「達成率」とは?
「達成率」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「達成率」は「たっせいりつ」と読みます。
「達成率」は「予算や目標に対して、結果や実績がどの程度、実現したのかを測る数値」という意味があります。
例えば、「今月中に100万円売り上げる」と決めたとき、結果的に10万円しか売り上げることができなかった場合は、「最終達成率が、10パーセント」と言うことができます。
また「達成率」は、途中経過でも見ることができます。
例えば、月に100万円の売り上げを上げるためには、3日で、10万円の売り上げをあげる必要があります。
3日の時点で、5万円しか売り上げていなかった場合は、50パーセントの売り上げになります。
このような場合は、「3日目の達成率は、50パーセントだったので、もっと頑張る必要があります」などと言うことができます。
このように、目標に対して、どの程度実現したのかを示す数値を「達成率」と言います。
「進捗率」と「達成率」の違い
「進捗率」と「達成率」の違いを、分かりやすく解説します。
「進捗率」は、「作業がどの程度進捗しているのか、その度合い」という意味があります。
一方、「達成率」は「予算や目標に対して、結果や実績がどの程度、実現したのかを測る数値」という意味があります。
このように、「進捗率」は、作業に対する進み具合を知るための数値なのに対して、「達成率」は、目標に対する実現度合いを知るための数値という違いがあります。
工事などを作業をする場合は、「進捗率」を使い、営業目標などを管理したい場合は、「達成率」を使うといいのではないでしょうか。
まとめ
「進捗率」と「達成率」の違いについて見てきました。
似た雰囲気の2つの言葉には、明確な意味の違いがありました。
意味の違いを知り、使い分けられるようにしましょう。