この記事では、「吹っ切れる」と「踏ん切りがつく」の違いを分かりやすく説明していきます。
2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「吹っ切れる」とは?
「吹っ切れる」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「吹っ切れる」は「ふきれる」と読みます。
「吹っ切れる」は、「腫物などの口があき、溜まっていた膿が出ること」という意味があります。
膿が出て、痛みが引いた時、「吹っ切れて痛みが引いた」という文章にすることができます。
また「吹っ切れる」には、「心のわだかまりや迷いがなくなること」という意味があります。
例えば、失恋をしたとき、しばらくの間、心がわだかまったり、もう一度告白するか迷うかもしれません。
しかし、次の恋愛に向かおうと心が決まった場合、「吹っ切れて、新しい恋へと進みだす」などと言うことができます。
逆に、気持ちに迷いが生じたままで、わだかまりが残る場合、「過去の恋愛を吹っ切ることができない」などという文章にすることができます。
「踏ん切りがつく」とは?
「踏ん切りがつく」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「踏ん切りがつく」は「ふんぎりがつく」と読みます。
「踏ん切りがつく」は「思い切って決心することができる」という意味があります。
例えば、バンジージャンプを飛ぶ前は、なかなか空中に身体を投げ出そうという決心がつかないかもしれません。
このような場合は、「バンジージャンプを飛ぶ踏ん切りがつかない」いう文章にできます。
また、告白をするときにも勇気が必要になります。
今日しかないと、告白する決心をするとき、「告白する踏ん切りがつく」と言うことができます。
さらに、転職をするとき、会社を辞める決心がつくまで時間がかかるかもしれません。
このような場合は、「転職する踏ん切りがつくまで、時間がかかる」などと言うことができます。
「吹っ切れる」と「踏ん切りがつく」の違い
「吹っ切れる」と「踏ん切りがつく」の違いを、分かりやすく解説します。
「吹っ切れる」には、「心のわだかまりや迷いがなくなること」という意味があります。
一方「踏ん切りがつく」は「思い切って決心することができる」という意味があります。
似たような意味を持つ言葉ですが、明確な違いがあります。
「吹っ切れる」は「わだかまりや迷いがなくなること」を意味するのに対して、「踏ん切りがつく」は、「決心することができる」と言う意味があります。
このように、失恋やミスなど、ネガティブな感情を断ち切ることができる場合は「吹っ切れる」を使い、何かをする覚悟を決めたとき、「踏ん切りがつく」という言葉を使うようにしましょう。
まとめ
「吹っ切れる」と「踏ん切りがつく」の違いについて見てきました。
似た印象の言葉ですが、明確な意味の違いがありました。
2つの言葉の意味の違いを知ることで、きちんと使い分けることができるようになりそうです。