「軽傷」と「軽症」の違いとは?分かりやすく解釈

「軽傷」と「軽症」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「軽傷」「軽症」の違いを分かりやすく説明していきます。

「軽傷」とは?

「軽傷」とは?

軽傷とは、けいしょうという読み方をすべき言葉です。

漢字で表記されたこの言葉を見れば一目瞭然な事ですが、程度が小さいや目方が少ないといった意味の軽の漢字に、きずや怪我といった意味がある傷の漢字を組み合わせる事で誕生した言葉となっています。

だからこそ軽傷は、症状の軽い怪我を意味する言葉です。

対義語として、症状の重い怪我という意味の、重傷があります。

「軽傷」の使い方

軽傷は、文字が表す様に軽い傷や怪我という意味を表す際に、使われる言葉です。

ちょっとした切り傷や擦り傷、少し足を捻った程度の怪我等に対して、積極的この軽傷という言葉が使用されています。

更に大きな事故に巻き込まれたにも関わらず、大した怪我を負わなかったといった意味でも、この軽傷という言葉が使われたりするのです。

「軽症」とは?

「軽症」とは?

軽症とは、けいしょうという読み方をする言葉となっています。

文字で表記されたこの言葉を目にすれば即座に理解可能な事ですが、小さいとかかろやかといった意味を持つ軽の文字に、病気の状態や性質といった意味を有する症の文字を加える事で完成した言葉です。

そのため軽症は、病気の症状が軽い、といった意味を表す言葉として使用されています。

「軽症」の使い方

軽症は、文字が示す通り病気の症状が軽い、という意味を表す際に用いられる言葉です。

他にも命に関わる事がない様な軽い病気、といった意味を持ち、大抵の場合は病院での入院が必要ない程度の病気に対して使用されています。

あくまで病気やそれに関連した症状に対して、用いられる言葉である点を理解しておく必要があるのです。

「軽傷」と「軽症」の違い

「軽傷」と「軽症」の違い

軽傷と軽症は表記された文字を見比べれば、2文字目に傷と症という違いがある事に即座に気付く事が出来ます。

ただし最初の文字は同じ軽の漢字で、しかもけいしょうと同じ読み方をする言葉同士である点がややこしい部分です。

もっともそれぞれの言葉の意味をきちんと把握すれば、使い分けの際に迷う事はありません。

まず軽傷ですが、症状が軽い怪我という意味を表す言葉です。

一方の軽症は、軽い症状の病気に対して用いるべき言葉となっています。

「軽傷」の例文

「軽傷」の例文

・『ジョギング中に転倒しましたが、擦り傷程度の軽傷で済みました』
・『彼は交通事故に巻き込まれたものの、運良く軽傷で済んだ様です』

「軽症」の例文

「軽症」の例文

・『早めに薬を飲んだお陰で、症状が重くならずに軽症で済みました』

まとめ

まとめ

2つの言葉は最初に同じ軽の漢字が付く上に、共にけいしょうという同じ読み方をする言葉同士です。

所が2文字目は、傷と症という明確な文字の違いがある事で表す意味合いにも相違点が生じています。

ちなみに軽傷の方は、傷という漢字が使用されている事でも分かる様に、軽い怪我を示す言葉として使用されているのです。

対する軽症は、症の文字から、症状が軽い病気に対して用いられる言葉となっています。