「結局」と「要するに」の違いとは?分かりやすく解釈

「結局」と「要するに」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「結局」「要するに」の違いを分かりやすく説明していきます。

「結局」とは?

「結局」とは?

「結局」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「結局」「けっきょく」と読みます。

「結局」は、「いろいろな経過を経て、落ち着いた最後。

結末」
という意味があります。

また、「いろいろなことがあったうえで、最後に落ち着く様子を表す。

最終的には」
という意味があります。

例えば、A君と、Bさんが、付き合ったり、別れたりを繰り返した結果、最後に結婚した場合は、「いろいろあったけど、結局A君とBさんは結婚した」という文章にすることができます。

また、料理を作る時、味が薄いため調味料を足したり、具材を入れ忘れて後から入れたりしたものの、最終的に美味しくできた場合は、「試行錯誤したが、結局、料理が美味しく作れた」と言うことができます。

このように、いろいろあったけれど、最後に落ち着いた様子を言葉にしたいとき、「結局」という言葉を使ってみましょう。

「要するに」とは?

「要するに」とは?

「要するに」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「要するに」「ようするに」と読みます。

「要するに」は、「今まで述べてきたことをまとめれば。

かいつまんで言えば」
という意味があります。

例えば、親が子供に対して、いろいろなことを話した結果、最終的に、「もっと勉強をしろ」と言いたい場合は、「要するに、勉強をしろということだ」と話をまとめることができます。

また、会議の席で、長時間にわたり発言した人がいる時、まとめるとどのような意味になるのかよくわからない場合は、「要するに、何を言いたいのか?」と質問をするかもしれません。

このように、誰かの発言をまとめたり、かいつまんだりするときに、「要するに」という言葉を使ってみましょう。

「結局」と「要するに」の違い

「結局」と「要するに」の違い

「結局」「要するに」の違いを、分かりやすく解説します。

「結局」には、「いろいろなことがあったうえで、最後に落ち着く様子を表す。

最終的には」
という意味があります。

一方で「要するに」は、「今まで述べてきたことをまとめれば。

かいつまんで言えば」
という意味があります。

「結局」「要するに」は、似た印象のある言葉で、同じ場面について使える言葉ですが、意味の違いがあります。

例えば「結局、お姫様は幸せになりました」という文章は、いろいろあった末に、お姫様は幸せな状態にいることを示唆するのに対して、「要するに、お姫様は幸せになりました」という場合は、お姫様についての話をまとめると、幸せになったのだという意味があります。

このように、「結局」は、結末について語るのに対して、「要するに」は、まとめを語るという違いがあります。

まとめ

まとめ

「結局」「要するに」の違いについて見てきました。

2つの言葉には明確な意味の違いがありました。

違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるようになりそうです。