この記事では、「ガラクタ」と「ゴミ」の違いを分かりやすく説明していきます。
似ている言葉の差を学んでいきましょう。
「ガラクタ」とは?
ガラクタとは、使い物にならないもの。
傷や汚れがあって、古びているものです。
古いランプやテーブル、壊れた家電などの品物をガラクタといいます。
年数が経ってしまい、時代遅れとなっている家具や雑貨がガラクタです。
もともとガラクタは「我楽多」と書きます。
ゴチャゴチャしていて、つまらないもの。
飽きてしまって、手放したい中古品をガラクタといいます。
「無用の長物」ということわざがありますが、残しておいても邪魔になる物をガラクタといいます。
片づければすっきりするのに、何となく家に残してある物がガラクタです。
「ゴミ」とは?
ゴミとは、必要のないもの。
街のごみ集積場に持っていくべき、汚れた物です。
リンゴの皮や魚の骨などの残飯や、お店でもらったレシート、飲み干したペットボトルなどをゴミと呼んでいます。
食べたり使ったりして、役目を終えていらなくなった物がゴミです。
もともと「ゴミ」というのは、木の葉から生まれた言葉です。
果物農家さんが、集めた木の葉を「ゴミ」と呼んでいたことから「不要になった物」をゴミと呼ぶようになりました。
そのため部屋を掃除して出てきた不用品、チリやほこりが「ゴミ」です。
処分すべき物品、片づけないと衛生的にまずい物を言い表しています。
「ガラクタ」と「ゴミ」の違い
どちらも似ているので、間違えやすいです。
「ガラクタ」と「ゴミ」の違いを、分かりやすく解説します。
・骨董はガラクタ、不用品はゴミ
どちらも良く似た、カタカナ言葉です。
ガラクタはガチャガチャという音が聞こえてきそうな、賑やかな言葉です。
使い物にならない、ばかげた物という訳があります。
ただある人にとってはガラクタでも、別の人から見たらお宝に変わるのが、ガラクタの面白いところです。
例えばお寺や神社の境内で定期的に開催されるフリーマーケットを「がらくた市」といいます。
がらくた市とは骨董市のこと。
古い着物やお茶碗、カメラや掛け軸など、時代を感じる雑貨がお店にならびます。
持ち主にとっては「いらない物」でも、お客さんにとっては「欲しい物」になるのがガラクタです。
一方でゴミは「誰にとってもいらない物」です。
気持ちよく暮らすために「捨てなくてはいけない汚物」をあらわします。
クリーンで過ごしやすい環境のために、捨てるべき不用品がゴミです。
まとめ
「ガラクタ」と「ゴミ」の違いを分かりやすくお伝えしました。
どちらも値打ちのない物という、共通した訳があります。
ガラクタは中古品やアンティーク品のこと。
見る人によっては面白いと思える、レトロで愛嬌のある古物品をあらわします。
そしてゴミとは、不用品のこと。
気持ちよく暮らすために、定期的に捨てなくてはいけない物です。
それぞれの用語を知って、美しい空間作りに役立てていきましょう。