この記事では、「凝固点」と「融点」の違いを分かりやすく説明していきます。
「凝固点」とは?
「凝固点」は、気体や液体の他そのものが凍る温度のことです。
というのも、物体が凍結する際には、物事に凍結温度があり、水は0度から凍結が始まる、ガソリンはマイナス100度からやっと凍るというように物事に凍結する温度が異なります。
この凍結が始まる温度のことを「凝固点」と呼びます。
「融点」とは?
「融点」は、固体がドロドロに溶けて液体に変化することです。
水が実は、0度で溶け出す温度で水は0度で凍ることもあれば、溶けだすこともあり、水の場合、凍るにおいては0度の温度に衝撃が加わることでさらに温度が冷えることでやっと凍るので、水は、0度が「融点」でありつつ「凝固点」も0度です。
「凝固点」と「融点」の違い
「凝固点」と「融点」の違いは、物が凍る温度のことを指すか、物が解けて液体に代わる温度を指すかです。
なお、水は、「凝固点」は0度ですが、過冷却を必要としており、0度で凍らせる場合衝撃を加えて強制的に冷やす必要性がありこれを行わないと氷は、水へと変化し「融点」という物が溶け出す温度へ移行してしまいます。
「凝固点」の例文
・『ガソリンの凝固点は、マイナス100度』
この例は、ガソリンが凍るのはマイナス100度からだという例です。
水は、0度以下であれば凍りますがガソリンはマイナス100度まで気温を下げないと液体のままであるという例になります。
「融点」の例文
・『水銀の融点はマイナス38. 83度』
この例は、水銀が溶けて液体になるのは、マイナス38度あたりだという例です。
何故、水銀はマイナスで溶け出すかですが、これは水銀の特性が低体温時において物質の結合が弱くなるが故物質の結合が固い状況である「凝固」から融解するにいたります。
その上で、水銀は、「凝固点」も極端に低く、マイナス90度以上にしないと結合する力がものすごく弱いため、凍らないのがこの物質の特性です。
まとめ
「凝固点」と「融点」というのは、物質が固まり結合が強くなれば、「凝固」という固まったという現象になり、「融解」においては結合が弱くなれば溶けたという意味になり、それぞれが「凝固点」や「融点」という言い方をしているのです。
逆を返せば、結合がものすごく弱い物質は、凍りにくく常に液状であると言えます。
例を挙げれば、水銀がまさに、結合が弱い金属で、通常の温度であれば液体で、どろどろとした水のようですが、強制的にマイナス90度以下で冷却すれば固まるので水銀という物は結合がものすごく弱い特殊な金属であると言えます。
逆に水という物は、0度で凍り始めますが、衝撃が必要で過冷却によって水の中が完全に0度以下にならないと固まらないです。
その為、0度で氷が解けるのは、氷の元である水の溶けだす温度が0度でもあるが故、水は、0度で凍るが、溶けるのも0度であるという現象が起きています。