「禁句」と「タブー」の違いとは?分かりやすく解釈

「禁句」と「タブー」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「禁句」「タブー」の違いを分かりやすく説明していきます。

「禁句」とは?

「禁句」とは?

「禁句」は、言ってはいけない言葉のことで周囲の前で話してはいけないワードのことです。

つまり、放送業界であれば、「禁句」は放送禁止ワードと呼ばれ、差別用語の他他者を馬鹿にする用語などの他、他人が聞いただけでも不快に感じる言葉が「禁句」です。

ここで注目すべくは、「禁句」はあくまでその周囲で言ってはいけない物であるため、個人単体がそれを話すことは何ら問題はなく、仲間内でも相手側が不快ではない場合「禁句」を話すことが許されます。

「タブー」とは?

「タブー」とは?

「タブー」は、「禁句」という言葉の強化版で絶対に言ってはいけないことで、言った場合、罰を社会や個人が与える可能性があるワードのことです。

例えば、成績が悪い陣物大して成績の話をすることが「タブー」だというのは、成績が悪い人物がそのことで報復に出る可能性も捨てられないが故絶対に言うべきことではないケースは「タブー」になります。

「禁句」と「タブー」の違い

「禁句」と「タブー」の違い

「禁句」「タブー」の違いは、周囲に許される話してはいけないことであるかそうではないかです。

というのも、放送禁止用語を「禁句」と呼びますが、これは周囲が許すであろうというワードは意外と使用することが可能で特定の団体が許す言葉であれば、実は暴言じゃあないかという言葉ですらニュースでは放送が可能です。

しかし、「タブー」においては、特定の団体が激怒する言葉を話すと報復を受けるが故、放送関連事業者は特定の団体を怒らせる「タブー」という絶対に言うべきではない禁句を言わないのはそうした理由になります。

「禁句」の例文

「禁句」の例文

・『彼の前で髪の毛の話は禁句だよ』
この例は、紙が薄い人の前で髪の毛の話をするのは駄目だという例です。

しかし、このケースは一応彼という人物はおそらく髪の毛の話をしても話をした人物を許すが故周囲が気を使ってそうした話をするなと言っているのです。

「タブー」の例文

「タブー」の例文

・『彼の前で髪の毛の話はタブーだ』
この例は、彼という人物の前で絶対に髪の毛の話をするなという例です。

この例では、彼という人物は髪の毛という話をした際、話した相手を絶対に許さないだろうということから絶対にするなと言っています。

もしその話をした場合、報復を受けても仕方がないので報復を恐れるのであれば絶対に髪の毛の話をするなと述べているのです。

まとめ

まとめ

「禁句」「タブー」については絶対性が異なります。

「禁句」はまだ言っていけないことなんですが言っても報復は受けません。

その為、放送業界でどう見ても差別ではないかという言葉を使用しても許されたのはそうしたことを良しとする団体が存在したが故です。

逆に「タブー」はそうした団体を完全に怒らせたが故、報復を受けることにあり、違いは、絶対性になります。

なお、誰かが許し、誰かがそれを許さないという状況で許した側の勢力が強い場合、言い方を悪く言えば差別することが許され、「禁句」扱いで処理されるのですが、許さない側の勢力が強い場合、そのワードは「禁句」ではなく「タブー」に変化するため、両者の関係などをきちんと当た目に入れておくことは実は重要です。