この記事では、「自信」と「自尊心」の違いを分かりやすく説明していきます。
「自信」とは?
「自信」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「自信」は「じしん」と読みます。
「自信」は、「自分で自分の能力や価値などを信じること。
自分の考えや行動が正しいと信じて疑わないこと」という意味があります。
みなさんの周囲に、自分が高い能力を持っていると信じている人がいるかもしれません。
そのような人は「自信のある人」と言うことができます。
また、好きな人に対して、自分と付き合ったら幸せになれると考えているような、自分に高い価値を置いている人は、「自信家(じしんか)」と言えるかもしれません。
「必ず幸せにするなんて、自信家でないと言えない」などという文章にできます。
さらに、登山の分岐点で、自分の判断が正しいと信じて、間違った道を進み始める場合は、「自信満々で、間違った山道を進み始めた」などという文章を作ることができます。
「自尊心」とは?
「自尊心」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「自尊心」は「じそんしん」と読みます。
「自尊心」は、「自分の人格を大切にする気持ち。
また自分の思想や言動に自信を持ち、干渉を排除する態度」という意味があります。
「プライド」と言い換えることもできます。
自分という人が好きで、大切に扱いたいと思える人は「自尊心の高い人」と言うことができます。
一方で、自分が好きではなく、大切に扱うことができない人は、「自尊心の低い人」になります。
「自尊心」が高い人は、他の人の言いなりにならず、自分の判断を大切にしますが、「自尊心」の低い人は、自分の判断に自信が持てないため、他人の言いなりになりやすい傾向があります。
人間性を否定されるようなことを誰かに言われたとき、自分の人格を傷つけられるため、「自尊心を傷つけられる」などと言います。
「自信」と「自尊心」の違い
「自信」と「自尊心」の違いを、分かりやすく解説します。
「自信」は、「自分で自分の能力や価値などを信じること。
自分の考えや行動が正しいと信じて疑わないこと」という意味があります。
一方で、「自尊心」は、「自分の人格を大切にする気持ち。
また自分の思想や言動に自信を持ち、干渉を排除する態度」という意味があります。
「自信」は、「成功するための能力があると信じていること」を意味します。
一方の「自尊心」は、「自分という人間に対する評価」を意味します。
トータル的に見て、自分という人が好ましく、価値があると考えられる場合は「自尊心が高い」と表現でき、「自信がある」と似た意味を持ちます。
ただし、「自尊心を持つことができる」という状態や、「自尊心が低い」という状態も考えられるため、自分の能力が高いと信じている「自信」とは大きな違いがあります。
まとめ
「自信」と「自尊心」の違いについて見てきました。
2つの言葉には大きな意味の違いがありました。
混同せずに使い分けることができるようにしましょう。
