「卒倒」と「失神」の違いとは?分かりやすく解釈

「卒倒」と「失神」の違い言葉・カタカナ語・言語

みなさんは「卒倒」「失神」という言葉がどのような意味を持っているかご存知でしょうか?

そこでこの記事では、「卒倒」「失神」の違いを分かりやすく説明していきます。

「卒倒」とは?

「卒倒」とは?

「卒倒」「そっとう」という読み方になります。

この「卒倒」とは、「突然意識を失って倒れること」を意味しています。

なお「卒倒」は精神的・肉体的な過労やショックによって起こるもので、体質的に低血圧・貧血の人に起りやすい傾向が見られます。

顔色が青くなり脈が弱いのが特徴で、脳卒している間は顔面が紅潮しており脈搏が強くなっています。

「失神」とは?

「失神」とは?

「失神」「しっしん」という読み方になります。

この「失神」「血圧が異常に低下したりすることで脳全体の血流が一時的に低下するために引き起こされる意識消失のこと」を指しているのです。

普通は数秒から数分以内に後遺症になることがありません。

そのままなく回復することになり、「気絶」「気を失う」とも呼ばれています。

「卒倒」と「失神」の違い

「卒倒」と「失神」の違い

では、ここで「卒倒」「失神」の違いをみていきましょう。

「卒倒」「一時的に意識がなくなること」「失神」「急に意識をなくして倒れること」を意味しています。

この2つの言葉の相違点は意識を失うことによって人が倒れるかどうかという的になってきます。

「失神」は気を失っても倒れることはありません。

しかし、一方の「卒倒」は 倒れてしまうこともニュアンスとして含まれているのです。

「卒倒」の例文

「卒倒」の例文

ここで「卒倒」の例文を見ていくことにいたしましょう。

具体的なものとしてはいかのようなものがあります。

・『あまりのむごたらしい現場に僕らは思わず卒倒してしまったのです。目のやり場に困るほどに』
・『お前何という格好をしているんだ?卒倒しそうになったぞ。場違いの服装をするな』
「卒倒」の例文を例文を見ると、奇抜な姿をした人を見て一瞬気を失いそうになったり、むごたらしい犯罪現場でかなりのショックを受けたことが分かります。

「失神」の例文

「失神」の例文

続いて「失神」の例文を見ていくことにしましょう。

この言葉の使い方はいのようなものが挙げられます。

・『おまえさぁ。失神するまで頑張らなくても大丈夫だよ。もうかなりリードしているんだから』
・『マッサーシを受けて気持ちよさを通り越して失神してしまったな。まるで天国に昇った感じだったよ』
「失神」の例文を見ると、肉体を極限状態まで追い込んだことで気を失い倒れそうになるケースや、気持ち良くなりすぎで眠るように倒れてしまう場面で使われることもありそうです。

まとめ

まとめ

ここまで「卒倒」「失神」の意味や違いを説明してきました。

この言葉の2つの言葉は日常生活の中でもよく使われる言葉です。

そのためにどのような違いがあるのかをキチンと理解して正しく使い分けできるようにしておきたいものです。

微妙なニュアンスの違いがあるので、しっかりとチェックしておきましょう。