この記事では、「品質」と「信頼性」の違いを分かりやすく説明していきます。
「品質」とは?
「品質」とは、品物、もしくはサービスの「質」を指して使う言葉です。
漢字からは「品」物の「質」と連想できますが、先のように形としては存在しないサービスの類いにも使うことができます。
品物が対象の場合には、見た目がきちんとできているか、性能はどうかといった総合的な判断になります。
見た目だけがよくても「品質」がいいとは言えず、性能はよくても見た目に問題があれば、やはり高い評価はできません。
サービス類が対象の場合には、しっかりと満足できるそれだったかという点が評価対象になると考えていいでしょう。
事前に聞いていた内容と違う、それに満たないのような場合には、高く評価することは難しく、逆に聞いていた以上だったと感じた時には「品質が高い」と表現されることになります。
「信頼性」とは?
「信頼性」は、対象が確実に目的通りに動作するかという意味になります。
例えば、「この車のエンジンはとても信頼性が高い」と使うと、ほとんどトラブルもなく、きちんと動作するエンジンだと言っていることになります。
主に機械物の動作について使われる言葉ですが、ギミック動作のない野球のバットなどにも使うことができます。
ただし、その場合には少々意味合いが変わり、例として、「ここは単打でいいので、信頼性の高いバットの方を使おう」とすると、長打は狙わないのであれば、そちらの方がミートに適しているといった意味にとることができます。
また、「あの人の言うことは、いつもあまり信頼性がない」などと用いることもでき、その人の言うことは普段からあまり信じることができないという解釈になり、この場合には信じられるかどうかという意味で使っています。
「品質」と「信頼性」の違い
「品質」と「信頼性」の違いを、分かりやすく解説します。
「品質」は、品物やサービスの質の表現になり、それが高い、低い、それなりなどと使われる言葉で、「信頼性」の方は、対象が確実な動作をするか(それに向いているか)、または信じられるかという意味で使います。
こちらは高い、低いといった表現の他に、ある、ないという使い方もできる為、「信頼性がないとも言わないが、低いことには間違いない」といったような使い方もできる言葉です。
まとめ
「品質」と「信頼性」には、このような違いがあります。
「品質」が高い品物は、「信頼性」もある、高いと表現することができる場合がほとんどで、逆に「信頼性」が高いと、「品質」の高さにも繋がることが少なくありません。