この記事では、「寝坊」と「寝過ごす」の違いを分かりやすく説明していきます。
2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「寝坊」とは?
「寝坊」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「寝坊」は「ねぼう」と読みます。
「寝坊」は、「朝遅くまで寝ていること。
またその様子。
さらにそのような癖を持つ人」という意味があります。
通常起きる時間よりも、遅くまで寝てしまった時、「寝坊をしてしまった」などと言います。
また、いつも朝遅くまで寝てしまうタイプの人は、「寝坊の人」などと呼ばれることがあります。
学校に行く時間を過ぎて、ようやく目が覚めたとき、慌てて支度をして家に出るでしょう。
このような場面を「学校に行く時間に寝坊をしたため、急いで家を出る」などと表現することができます。
また、朝に弱くて、なかなか朝早くに起きられない人のことを「朝寝坊(あさねぼう)」と呼びます。
「A君は、朝寝坊だから、約束の時間に間に合うか分からない」などと言われるかもしれません。
「寝過ごす」とは?
「寝過ごす」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「寝過ごす」は「ねすごす」と読みます。
「寝過ごす」は「起きる予定の時刻が過ぎても寝ていること」という意味があります。
本当は、朝6時に起きなければならないのに、7時を過ぎても寝ている場合は、「朝6時に起きる予定だったのに、寝過ごしてしまった」などと言うことができます。
また、会社から電車に乗って帰宅している時、最寄り駅を過ぎても起きられず、終点まで乗ってしまうような経験があるかもしれません。
この場合は、「電車に乗って寝過ごしてしまい、終点まで行ってしまった」などと言うことができます。
他にも、「寝過ごしてしまい、デートに遅刻する」とか、「海外のサッカーの試合を見ようと目覚ましをかけたが、起きられずに寝過ごした」などという文章を作ることができます。
「寝坊」と「寝過ごす」の違い
「寝坊」と「寝過ごす」の違いを、分かりやすく解説します。
「寝坊」は、「朝遅くまで寝ていること。
またその様子。
さらにそのような癖を持つ人」という意味があります。
一方、「寝過ごす」は「起きる予定の時刻が過ぎても寝ていること」という意味があります。
「寝坊」は、「朝遅くまで寝ること」を意味するのに対して、「寝過ごす」は「起きる予定の時刻を過ぎても寝ている」ことを意味するため、「寝過ごす」の場合は、必ずしも朝に遅くまで寝ていることを意味しないことになります。
「朝、寝過ごす」場合は「寝坊」と同じ意味になりますが、「夜、寝過ごす」場合は、「寝坊」とは言わず、「夜に寝過ごした」というのが正解となります。
まとめ
「寝坊」と「寝過ごす」の違いについて見てきました。
2つの言葉には、明確な意味の違いがありました。
2つの言葉の意味の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるようになりそうです。