みなさんは「討議」と「討論」という言葉の意味をご存知でしょうか?
そこでこの記事では、「討議」と「討論」の違いを分かりやすく説明していきます。
「討議」とは?
「討議」は「とうぎ」という読み方をします。
この「討議」は「ある問題について結論を出すためにお互いに意見を出し合って是非を検討し合うこと」という意味を持つ言葉です。
「討論」とは?
「討論」は「とうろん」という読み方になります。
この「討論」とは「ある事柄について意見を出し合って議論を戦わせること」を指しています。
「討議」と「討論」の違い
では、ここで「討議」と「討論」の違いを見ていきましょう。
この2つにはどのような相違点が見られるでしょうか?前述の通り、「討議」は「ある問題について結論を出すため互いに意見を出して是非を検討し合うこと」を意味していました。
一方の「討論」とは「ある事柄について意見を出し合って議論を戦うわせること」を言っています。
このことから「討論」は「特定の場でお互いの意見を戦わしていること」を指しているのですが、「討議」では「意見を交わすだけでなくいろいろな検討を重ねていくことで最終的に何かしらの結論や決議に結びつけようとうする」点が異なっているのです。
ちなみに「ディスカッション」という言葉がありますが、これもまた「討論」という意味で使われています。
「討議」の例文
では、ここで「討議」の例文を見ていくことにいたしましょう。
主に以下のような使い方が見られます。
・『2日間かけて討議を重ねてきた結果、やっと結論に達っすることができた。その内容は誰もが納得するものだ』
・『もう5時間も討議しているが、どのような方向性になるのか全く先が読めないんだ』
「討議」の例文では、お互いの主張や考えを述べるばかりではなく、何かしらの結論を導きださなけれなならないことを「討議」している人たちが認識していることが伺えます。
「討論」の例文
続いて「討論」の例文を見ていきましょう。
具体的には以下のようなものが挙げられます。
・『来週の討論会では、我が社からプロジェクトリーダーが参加する予定です』
・『数人のパネリストが参加して討論を行っていましたが、私たちでは思いつかなかったさまざまな考え方や意見があるんだなとつくづく思い知らされましたね』
「討論」が1つのテーマや議題について意見を戦わせることを意味していますが、お互いの主張を決して譲ることがない点がよく見えてきます。
まとめ
ここまで「討議」と「討論」の意味や違いを説明してきました。
この「討議」「討論」という2つの言葉は仕事をしている私たちの環境の中でも時折使われるものでしょう。
しかし、仕事をしている中では何らかの結論を出さないと意味がありません。
このようなことを考えると、常に問題意識を持ちながら仕事に従事する必要があることを、これらの言葉の意味を理解することで教えられているような気がします。