この記事では、「状況証拠」と「直接証拠」の違いを分かりやすく説明していきます。
「状況証拠」とは?
「状況証拠」は、証拠となる物が第3者が目撃していて確かに証拠として機能するものではなく、その場で考えられる証拠でしかないことです。
つまり、殺人事件が起きた場合、証拠となる物を結び付けていくと犯人が挙がる者が「状況証拠」です。
「直接証拠」とは?
「直接証拠」は、証拠となる物が直接証言することを意味します。
例えば、犯罪を目撃し、犯人が分かっている場合、その犯人を目撃して確かに犯人が犯行をしていたということを聞き出せばそれは、「直接証拠」になります。
逆に「直接証拠」は悪い面としては、証言をする人物を買収すれば犯人をかくまったり犯人に仕立て上げることが可能です。
「状況証拠」と「直接証拠」の違い
「状況証拠」と「直接証拠」の違いは、犯人をあぶりだす過程で様々な状況から恐らくこの人物が該当すると考えるのが「状況証拠」で状況から導き出した証拠を指し、「直接証拠」は目撃証人から犯人であると断定されています。
よって違いは、仮説から導き出す答えと初めから答えが分かっているという違いになります。
「状況証拠」の例文
・『犯人が残した品々から状況証拠となりえるのは犯人が落としたとされる名刺である』
この例は、犯罪が起きた際、犯人を捜していくうえで犯人を断言できる品が名詞だという例です。
「状況証拠」は複数の証拠を合わせて真実につながることを意味しますので、この例では一応名詞以外にも証拠があります。
「直接証拠」の例文
・『万引きを目撃した証言をして頂く方は直接証拠となりえるだろうか?』
この例は、目迎者の方が犯人を覚えていることを前提としているのですが、その犯人をきちんと覚えているのかという例です。
言い方が悪いのですが、犯人を目撃した人物の証言がおかしい場合、こうした証拠にならないのではないかと疑うのが警察のお仕事でもあるため、このケースは証言を信用すべくかどうか迷っています。
まとめ
「状況証拠」と「直接証拠」については、「状況証拠」は次々と上がっていく証拠品が頼りでこれに基づき犯人を特定していくため、変えることはできません。
逆に「直接証拠」は証言が必要なので犯罪者側が相手側を買収すれば、この人は犯人ではないと言い出すことが考えられます。
無論、犯人は相手側を脅して証言を変えさせる行動も可能ですし、犯人が知り合いで助けてもらった音がある場合であれば、証人自体が証言を変えてしまうことも考えられるのが「直接証拠」です。
無論、「直接証拠」は決定的である場合において通用するため承認側が嘘をついているとバレてしまえば証人ともども罰則を与えることができ、証人も証言をする以上嘘をついてはいけないという決まりの中証言を刷るため、証言をする側は相手に脅されていた場合、それを言えば「直接証拠」に相手側が嘘を強要していることがプラスされるのです。
ただ、これを行った場合、犯罪者側が激怒し報復を行う可能性があるが故嘘を強要された場合嘘をつく証人が存在します。