この記事では、「丁度」と「調度」の違いを分かりやすく説明していきます。
2つの言葉にはどのような意味と違いがあるでしょうか。
「丁度」とは?
「丁度」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「丁度」は「ちょうど」と読みます。
「丁度」は「ある基準に、過不足なく一致する様子。
きっちり。
ぴったり」という意味があります。
例えば、待ち合わせ場所に待ち合わせ時間にぴったりついた時、「丁度、待ち合わせの時間に到着した」などという文章を作ることができます。
次に「丁度」には、「ある物事が期待や目的に合う様子」という意味があります。
例えば、根を詰めて仕事をしている時、同僚がコーヒーを持ってきてくれるかもしれません。
この時、コーヒーを飲みたいと思っていた場合は、「丁度、コーヒーを飲みたいと思っていたところだ」などと言うことができます。
さらに「丁度」には「ある物事が、その時まさに行われている様子」という意味があります。
例えば、野球の話を友達としている時、テレビをつけたら野球中継がされていた場合は、「丁度、野球の話をしていたところだ」などと言うことができそうです。
「調度」とは?
「調度」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「調度」は「ちょうど」と読みます。
「調度」は、「日常使う、手回りの道具、器具類、または小型の家具」という意味があります。
毎日のように使う道具や器具などが、みなさんにもあるのではないでしょうか。
そのような便利な道具や器具、小型の家具などを「調度」と呼ぶことができます。
またそのような道具類のことを「調度品(ちょうどひん)」と呼びます。
自分の部屋を、素敵な道具や器具類で埋め尽くしたら、「素敵な調度で埋まった部屋」と言うことができます。
また、ミニマリストの人は、部屋の中にほとんど道具や器具類が置かれていないかもしれません。
そこで「友だちはミニマリストなので、部屋にはほとんど調度がない」などという文章を作ることができます。
他にも、「離婚をしたら、すべての調度を嫁に持っていかれた」とか、「調度の裏から、ネコが登場した」などという文章を作ることができます。
「丁度」と「調度」の違い
「丁度」と「調度」の違いを、分かりやすく解説します。
「丁度」は「ある基準に、過不足なく一致する様子。
きっちり。
ぴったり」という意味があります。
一方で「調度」は、「日常使う、手回りの道具、器具類、または小型の家具」という意味があります。
このように、「丁度」と「調度」は、音読みこそ同じですが、意味はまるで違うことが分かりました。
「丁度」は、ぴったり、きっちり、都合よい場合に使う言葉なのに対して、「調度」は、道具や器具に対して使う言葉という違いがあります。
まとめ
「丁度」と「調度」の違いについて見てきました。
2つの言葉にはまるで違う意味がありました。
2つの言葉の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるようになりそうです。